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ベ・サンムン 賞金王から米ツアーへ!世界へと突き進む韓国の若き英雄

Q.まだ日本に来て2年。日本語がどんどん上達している。

A.いやいや、まだうまくないですよ。勉強したのは去年からですね。キャディさんが日本人ですから、話しながら覚えています。質問しながら。書いたりするのは無理です。韓国語で書いてある本を見て勉強することもありますが…あとはS.K.ホさんに教わります。(ちなみにインタビュー中もサンムンは分からない言葉があると「辞書、辞書」と言ってiPhoneアプリを起動する)

Q.来年は英語も必要?

A.日本に来る前までは、ちょっとできたんですけどね…。最近は日本語ばかりなので。韓国にいたころは英語を勉強していました。来年、PGAツアーに出られたら勉強しなくちゃいけないですね。

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Q.使用しているギアについての印象は?

A.僕は結構変えるタイプなんです。ドライバーも今年10回くらいチェンジしたかな。シャフトやロフトを何回もチェンジしています。でもいまのクラブはすごくいいですね。今のドライバー(キャロウェイ・レガシーブラック)は(9月の)パナソニックオープンから使っています。

Q.シャフトについて(フジクラ、ランバックス・タイプX)

A.日本ツアーは特に飛ぶことよりも方向性が大事だと思っています。三菱のシャフトを3、4年使っていたのですが、今使っているドライバーは本当はデモクラブ(ツアーの打撃練習場にメーカーが置くサンプル用のクラブ)だったんです。『これいいですねえ』と言って、そのままバッグに入れてしまったような感じで。今、同じクラブで同じシャフトを使って新しいものをテストしています。すごくいいですよ。

Q.日韓のツアーを制して輝かしい戦績を残してきたキャリアの中で挫折はありましたか?

A.17歳でプロテストを受けたとき、最初の予選で落ちてしまいました。全然ゴルフが面白くなくなりました。プロになろうと思ったのが早かったと思いました。韓国では1年に2回プロテストがあるんですが、3月に落ちて、7月まで何もすることがありませんでした。アマチュアの試合にも出られない。いろいろ考えましたね。ゴルフ場でアルバイトしながら研修生をするしかないかなあ、とか。お金も無くなったし、友達も…。でも7月のテストまでにもう一回頑張ってみようと思いました。その3か月くらいの間が、僕の人生の中で一番練習しましたね。すごいプレッシャーがありましたから。でも頑張って良かった。それでその次の年にツアーカードをもらえました。

Q.いよいよ米ツアーのQTへ

A.日本ツアーの賞金王になって、PGAのツアーカードももらえたら本当に最高です。難しいと思いますけどね。アメリカのQTはいままで2回受験して、落ちました。やっぱりアメリカはものすごくレベルが高い。コースの距離が長いのはもちろんです。僕は韓国、日本では飛ぶ方かもしれない。だけどアメリカでは全然そんなことないでしょう。でもKJチョイ(チェ・キョンジュ)さんもそうでした。今、世界一のルーク・ドナルド選手だって、飛ぶ選手と言うよりはパットとチップがいい選手でしょう。だから最後はパットだと思っているんです。QTは6日間で(通算)30アンダーとかになるんですよ。コースも簡単じゃないし、考えられなかった。1メートルも無いパットで、みんな手がガタガタ震えているんです。それで、そのまま外しちゃう。でもQTをパスしていく選手、いまアメリカツアーで活躍している選手は、みんな小さな大会でも優勝していました。結局、優勝パットを何度も経験することが必要だったと思います。だから、今年の日本でのシーズンで学んだことはきっと役に立つと思います。

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