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クラフトナビスコ選手権
期間:04/03~04/06  場所: ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)

19歳がメジャー初制覇で見せた“新世代”の輝き

序盤から快調にスコアを伸ばし、メジャー初 序盤から快調にスコアを伸ばし、メジャー初優勝を決めたL.トンプソン

日米問わず、才能豊かなティーンエイジャーが次々と登場している女子プロゴルフ界。米ツアーでは2005年に15歳359日でプロに転向した“元祖・天才少女”ミッシェル・ウィが先駆で、その5年後には、15歳126日でプロの世界に飛び込んだレクシー・トンプソンが最年少記録を塗り替えた。

以来なにかにつけて比較されてきた2人。今年のメジャー初戦「クラフトナビスコ選手権」は、その2人が首位に並んで一騎打ちの形で最終日を迎え、メジャー初タイトル争いに現地メディアの大きな注目が集まった。

序盤から主導権を握ったのは、1番で下り5メートルのバーディパットをライオンのように鋭くカップをにらみつけながら沈めていったトンプソン。一方のウィは、ティショットでドライバーを多用せず、“飛距離よりも正確性”という堅実なゲームプランに徹しながら逆転のチャンスを窺ったが、終始攻撃的だったトンプソンに3打差をつけられ涙をのんだ。

「このコースは攻めなければスコアを伸ばすことができない。だから、最終日も思い切って攻めのゴルフに徹したわ」とトンプソン。勝敗を分けた2人の違いは、1番でトンプソンが全身から漂わせてみせた“気迫”だったかもしれない。

普段は笑顔がまだあどけないトンプソン。ティグラウンドで待ち時間があるとキャディと談笑したり、鼻歌を歌ったりとリラックスムードだが、ひとたびプレーに入ると形相が一変する。全身をバネのように使ったドライバーショットは、インパクト時に左足が一瞬、宙に浮くほどだった。

しかし、当の本人は「ドライバーショットで遠くに飛ばす秘訣は、100%の力では振らないこと。ターゲットを決めて、それに向かって集中するだけ」と説明。もちろん、それだけではない。「私は飛ばすために、週に4回はトレーニングをしています」と、日常のたゆまぬ努力で、今大会も他を圧倒した平均275ヤード以上の飛距離を生み出している。

1983年から今大会で恒例化しているウィニングダイブ、18番グリーンサイドにある“ポピーポンド”(ポピー池)への飛び込みは、19歳らしく無邪気に満喫した。その後の優勝会見では「メジャーに勝ったけど私自身はなにも変わらない。ただ、この勝利は今後の試合での自信にはつながります」と冷静に喜びを語り、年齢の若さとは対照的な落ち着きものぞかせた。

緩と急、剛と柔、そして落ち着きとパッションと-。急速な成長を続ける19歳は、最後まで一筋縄でいかない輝きに満ち溢れていた。(カリフォルニア州ランチョミラージュ/本橋英治)

本橋英治(もとはしえいじ)
1968年4月25日生まれ、牡牛座、B型。水泳、柔道、サッカー、野球、ラグビーを経てゴルフと出会う。21歳で購入したアイアンセットにこだわり続け、現在も使用中。ゴルフの魅力に引き込まれ、99年から仕事でも関わることに。取材で全国(たまに海外)を飛び回り、各地の美味しい食事とお酒を堪能している。

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