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辞退者が続出・・・今年の「全英」争いに何が?

今週開催の「サマンサタバサレディース」を終えた時点での賞金ランク上位5名に付与される、海外女子メジャー最終戦「全英リコー女子オープン」の出場資格。本来ならば英国行きのチケットを掴んだ選手たちの喜びの言葉を聞けるところ・・・だが、今年は異様な事態となっている。出場辞退を表明する選手が続出しているのだ。

その理由はこうだ。例年ならば7月末に開催されるところが、今年は同じ英国で7月27日に開幕するロンドンオリンピックと時期が重なるため、9月の第2週に移動。これが選手たちの悩みの種となっている。この時期は国内ツアーの真っただ中で、同週には「マンシングウェアレディース東海クラシック」(9月14日~)、その前後にはメジャー戦の「日本女子プロ」(9月6日~)と「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子ゴルフトーナメント」(9月21日~)が控えている。

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この出場資格は、既に別資格(昨年大会の15位以内、昨年の国内女子リコーカップ優勝者)を持つ選手、及び出場を辞退した選手がいる場合、順次下位へと繰り下がる。現時点で辞退を表明しているのは、同2位の服部真夕、同5位の佐伯三貴、同6位の有村智恵、同8位の横峯さくら、同12位の茂木宏美。検討中の選手も多くおり、8月14日のエントリー締め切りまで、果たしてどこまで繰り下がるのか想像もつかないのが現状だ。

有村は言う。「時差を考えると前の週を休まないと練習ラウンドもできないし、次の週のミヤギは私にとって大事な試合。さすがに無理だと思います」。冠スポンサーのリコーに所属する同10位の森田理香子も、「相談しないといけないですね・・・」と即答を控えていた。現時点で、出場意思を確認できているのは同14位の若林舞衣子のみ。今年の状況では選手たちの決断も仕方がないとはいえ、ちょっぴり寂しさを感じる「全英」争いの結末はいかに・・・。(茨城県稲敷郡/塚田達也)

■ 7月22日時点での賞金ランクと「全英」出場権争いの動向

1位/全美貞/辞退(昨年のリコーカップ優勝による資格)
2位/服部真夕/辞退
3位/アン・ソンジュ/検討中(昨年大会15位以内による資格)
4位/笠りつ子/検討中
5位/佐伯三貴/辞退
6位/有村智恵/辞退
7位/李知姫/?(意向を確認中)
---------------- <本来の出場資格獲得ライン> ----------------
8位/横峯さくら/辞退
9位/イ・ボミ/?(意向を確認中)
10位/森田理香子/検討中
11位/朴仁妃/エントリー済み(昨年大会15位以内による資格)
12位/茂木宏美/辞退
13位/カン・スーヨン/?(意向を確認中)
14位/若林舞衣子/資格が繰り下がれば出場意思

塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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