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1週間限りの男子ツアー イ・ボミ専属プロキャディの仕事の流儀

◇国内男子◇日本ツアー選手権森ビル杯 2日目(2日)◇宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇7384yd(パー71)

ツアー未勝利の24歳・堀川未来夢の隣には今週、心強い味方がいる。女子ツアーのイ・ボミ(韓国)の専属キャディを務める清水重憲キャディがバッグを担いでいるのだ。過去には谷口徹(2007年)の賞金王上田桃子(同)やイ(15、16年)の賞金女王をアシストした正真正銘のプロキャディ。男子ツアーでバッグを担ぐのは「3年ぶり」という。

堀川は初日を「74」、2日目を「71」でプレーして、通算3オーバーの暫定46位で3試合ぶりの予選通過を決めた。

イは今週の「ヨネックスレディス」に出場しておらず、清水キャディは休日返上で堀川のオファーを受諾した。堀川はこれまで、コーチを務める母校の日本大学ゴルフ部の後輩にキャディを担ってもらうことが多く、プロキャディを帯同するのは初めて。所属先のウェーブエナジー社会長のつてもあり、清水キャディに熱烈ラブコールを送って実現にこぎつけた。

「いやー疲れましたね」。第1ラウンドを終えた清水キャディは、さわやかな笑顔にも疲労感をにじませた。「男子は歩く速度も、プレーも速い」と、額に汗。「力があるし、球を飛ばそうとブンブン振るけど、ゴルフは飛距離を競うスポーツではない。いかに距離を合わせてスコアメークするか。その辺りをアドバイスさせてもらった」と、淡々と自身の仕事をこなした。

一方の堀川は「練習ラウンドからついてもらっている。コースマネジメント、クラブ選択、攻め方、朝の練習の入り方…と数え切れないほど、ありとあらゆることを学んでいる」と、新しい発見の連続。「まったく疲れはありません。いつもなら自分で歩測したり、クラブ選択で行ったり来たり…。今週は的確なアドバイスがあるので、余計な動きがまったくない」というのが感想だ。

プロキャディとして清水キャディが1番大切にしているのは「選手の緊張とプレッシャーを取り除いてあげること」だという。この日もカットライン前後でくすぶる堀川に、合いの手を入れながら気遣った。堀川は「技術的なことはもちろんだけど(予選落ちのプレッシャーの中で)気楽にプレーできたことが大きい。自分のゴルフだったら確実に予選落ちしていた。賞金を全額渡してもいいくらい」と、感服していた。

清水キャディは「きょうはなんとかねばってくれて予選通過できた。残り2日も少しずつ良くなればいい」と安堵の表情。次週は再び主戦場の国内女子ツアーに戻る。期間限定、わずか1週間の男子ツアー。清水キャディに改めて手応えを聞いてみた。「そうですね…ボミの人気の高さを再認識しましたね。ギャラリー、関係者、選手たちが、僕を見て『あれ、ボミちゃんは?』って声を掛けてくる…。すごいな、ボミ」(茨城県笠間市/糸井順子)

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糸井順子(いといじゅんこ) プロフィール

某自動車メーカーに勤務後、GDOに入社。ニュースグループで約7年間、全国を飛びまわったのち、現在は社内で月金OLを謳歌中。趣味は茶道、華道、料理、ヨガ。特技は巻き髪。チャームポイントは片えくぼ。今年のモットーは、『おしとやかに、丁寧に』。

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