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2016年 レオパレス21ミャンマーオープン
期間:02/04〜02/07 場所:ロイヤルミンガラドンG&CC(ミャンマー)

日本ツアー初開催 ミャンマーOPで見たこと、聞いたこと、思ったこと<前編>

不安は約1カ月前からつきまとっていた。国内男子ツアーの2016年第2戦「レオパレス21ミャンマーオープン」。アジアンツアーとの共同主管競技として今年新たに設立された大会には今回、そもそも無事に現地で取材ができるのか、という問題があった。

ミャンマーといって浮かぶのは、政治指導者のアウンサンスーチー氏と、映画「ビルマの竪琴」くらいといった方も多いはず。東は中国、ラオス、タイ、西はインドとバングラディシュに接する南北に長い国は、前週の今季初戦が行われたシンガポールからは約3時間のフライト。日本とは2時間30分というビミョーな時差がある。

さて、冒頭の“不安”について。ミャンマーに入国するためには、たとえ観光でもビザ取得が必須。出場選手には一時的なイベント参加ビザが発行され、報道関係者はというと、たとえスポーツ報道であっても商用ビザが必要になる。メディア関係者が観光ビザで入国した場合「私は絶対に報道しません」なんて誓約書を書かされるとか。

ビザ取得に必要なのは、申請書や会社の推薦状のほか、現地省庁からの招聘状。それらを国内のミャンマー大使館に持っていけば、翌日には発給してくれるらしい。ところが、1月中に日本ゴルフツアー機構(JGTO)が現地に要求した招聘状が、待てど暮らせど届かない…。JGTOのみなさんは、毎日都内の大使館に足を運んでくださったが、結局渡航前には間に合わず、ミャンマーに到着した際、空港で「アライバル(到着)ビザ」なるものを発行する手はずになった。

しかしながら、得てして不安というものは、想像していたよりはるかに小さかった、なんてことが多い。

シンガポールチャンギ空港を出て、ミャンマー南部のヤンゴン国際空港に到着。入国審査の前に申請書類、申請手数料40米ドルを係員に手渡すと、数分でアライバルビザが発給された。この試合で今季初戦を迎えた秋吉翔太は、一度シンガポールに強制送還されたなんてトラブルがあったけれど…。

そんなこんなで、何事もなかったかのように入国に成功。ゲートをくぐり、気温30℃以上の熱波を浴びると、アジアの途上国“らしさ”を存分に感じられた。

とりあえず、現金が必要だ。両替所では、同じ100米ドルを換金しても、100ドル札1枚と20ドル札5枚ではレートが違う。100ドル札のほうがわずかにお得だった。通貨単位はチャット。100円が約1073チャットだから、持つ紙幣がかなりの量になる。ちなみに日本円は両替できなかった。食料品などの小売物価は3分の1程度と聞いていたが、外国製品については、ポテトチップスでも日本とほとんど変わらない値段のものもあった。

国民の90%以上が仏教徒というだけあって、いたるところに袈裟を着た僧侶の姿がある。一般の男性でもズボンではなく、多くがスカートのような巻き物(ロウンジーというそうだ)を下半身にまとっている。ちなみに、黄金に輝くシュエダゴン・パゴダなどの寺院を訪れる際は、肌を露出した服はNGで、ショートパンツで来た外国人がロウンジーを買わされていた(5米ドル)。

野犬がうろつく道路、バラック家が並ぶ道端にある無数の露店を見ると、タイもそうだが、インドにも似ているなあという感想も持った。喧騒、渋滞に満ちた道路はなにせ日本車が多い。ひいき目に見ても9割以上。バスとなると、どうやらその多くが日本からの中古車だ。ボディに「幼児バス」、「非常口」、「○○観光」といった具合に、日本語で書いてある。選手、関係者が乗車したシャトルバスの中には、「とまります」という押しボタンがあった。

どのバスも人ですし詰めだった。「幼児バス」には大人しかいなかった。右ハンドルで、日本とは反対の右車線だから左折が少し大変そう。バスだけでなく、トラックの荷台にも人がいっぱいだ。

会場のロイヤルミンガラドンゴルフ&カントリークラブはヤンゴン空港にほど近く、上空をひっきりなしに旅客機や軍用機が行きかう。ゴルフ場に着くなり、アジア転戦を続ける川村昌弘が屈託なく言っていた。「いきなり現実に引き戻されましたね、アジアンツアーの。カルチャーショック?たぶん、みんなまだ抜けてないですよ。先週のシンガポールとのギャップがありすぎるでしょう」。=後編に続く=(ミャンマー・ヤンゴン/桂川洋一)

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桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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