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逆転シードは?浅地洋佑「プレッシャーをかけてください」

来年度のシード権争いの決着は、いよいよ最後の18ホールに委ねられる。高知県のKochi黒潮カントリークラブで開催中の国内男子ツアー第24戦「カシオワールドオープン」は3日目が終了し、最終日の25日(日)には来年度の賞金シード選手が決定。ランキング上位70選手、今年はツアー外メンバーのルーク・ドナルド(24位)を除く71位までのプレーヤーがシード獲得圏内となる。

昨年末にプロ転向し、杉並学院高を卒業した浅地洋佑は1年目の今季、6月に「ISPS・CHARITYチャレンジトーナメント」を制しチャレンジの史上最年少優勝を達成。しかしレギュラーツアーでは18試合中、11試合で決勝ラウンドに進みながらもトップ10入りは一度も無い。前週までの賞金ランキングは75位。既にチャレンジの賞金ランク6位で来季前半戦の出場権は確保しているが、やはり逆転での賞金シードはひとつの大きな目標だ。

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重圧のかかる今大会。最低でも約162万円(単独27位で164万円)を獲得しなければ、ボーダーライン上にいる河井博大は抜けない。しかし予選ラウンドを1アンダーの47位タイでなんとか通過した浅地は、この日6バーディ、1ボギーの「67」をマークして通算6アンダーの28位タイに浮上した。

もちろん、他選手の動向が大きく関わるため「15位以内に入りたい」というのが本人の見立て。運命の最終ラウンドを前に「今日はピンを狙って、攻めるしかなかった。思い切ってやったのが良かった。初日、2日目は大事に行ってしまった。『シードが獲れるんじゃないか』って頭にチラついてきてしまって…。でもその反省点を活かして、攻めるゴルフをしたら良いスコアが出せました」と、まずは胸をなでおろした。

勝負をかけた残りは18ホール。しかし19歳のハートは澄み渡っている。「プレッシャーはどんどん、かけてください。追い詰められるというか、目標がきっちり決まっているときの方が良いゴルフができている」と前向き。「プレッシャーは周りの方が期待してくれているからこそ。期待は、苦にならない」。そう言った。

今季を迎えた時点で、浅地を含めた3人が“ゴールデンルーキー”といえた。だが藤本佳則は早々に国内メジャー「日本ゴルフツアー選手権」を制し、川村昌弘は未勝利ながらトップ10入り4回、賞金ランク31位の活躍。彼らの後塵を拝する格好となっている。それでも、シーズンを通してライバル心をむき出しにしながらも「自分のペースがあるはず」と貫いてきた。彼ら2人よりも先に味わう、独特のプレッシャー。長いプロ生活を考えれば、決してネガティブなことではないはずだ。(高知県芸西村/桂川洋一)

桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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