18歳アマ長崎煌心が国内メジャーで猛チャージ 松山英樹とのラウンド翌週に「65」
◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 2日目(16日)◇タラオCC西C (滋賀)◇7411yd(パー70)◇晴れ
3オーバー79位からの猛チャージだった。長崎煌心に火がついたのは18ホールで最長578ydのパー5となる4番。左足上がりのライから3Wを手にすると、269yd先のピンを狙った第2打は、軽いフォローの風にも乗ったドローの弾道でピン手前3mについた。
これを沈めてイーグルを奪い、力強く右こぶしを握る。「ここが大きかった」。3番からの5ホールで6つスコアを伸ばすロケットスタート。1イーグル6バーディ、3ボギー「65」をマークし、予選通過圏外から一気に通算2アンダー18位での週末を手繰り寄せた。
東北福祉大に在籍する18歳のアマチュアは前週、日本で開催されたPGAツアー「ベイカレントクラシック」に出場していた。大学の先輩、松山英樹の名前を冠したアマチュア予選会「Hideki Matsuyama Amateur Challenge Presented by LEXUS」を突破して夢の舞台に立った。
松山からの誘いで練習ラウンドを一緒に回り、最初の2日間は後ろの組で雰囲気を感じながらプレー。初めてだった世界最高峰のツアーを69位で終え、「自信にもなったし、足りないところも見えた」と振り返る。その経験もあって、自身2度目のナショナルオープンをいい意味で緊張せずに迎えることができたという。
武器はドライバー平均300ydの飛距離とアイアンショットの精度。最も意識しているのはアドレスだ。さまざまな傾斜から打つコースでのラウンドの前後には、必ず平らな練習場でアライメントスティックを置き、アドレスと自身の感覚をリセットする。
肩や足、目、ボールの位置が基準からズレていないかをチェックすることを日課としている。「基本的なことを徹底して」。地道な積み重ねが、国内メジャーでの5アンダーにもつながった。
今月末にはアジア太平洋地域のアマNo.1決定戦「アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権」(29日~/ニュージーランド、テ・アライリンクス)も控える。
「まずは予選通過したので、ローアマチュアを目指して」と力を込めたが、もちろんそこがゴールではない。『きらめく心を持って育って欲しい』と煌心と名付けられた18歳は「できれば優勝争いに絡める位置まで持っていけたらいい」と視線を上げて、ムービングデーに挑む。(滋賀県甲賀市/中村文香)