2026年 日本オープンゴルフ選手権競技

石川遼に続けるか 細野勇策が挑む7年ぶり日本タイトル年間2冠

2026年 日本オープンゴルフ選手権競技 2日目 細野勇策
細野勇策が暫定首位に立った

◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 2日目(16日)◇タラオCC西C (滋賀)◇7411yd(パー70)◇晴れ(観衆2066人)

暫定ながら単独首位に立つ最後のバーディは、細野勇策が思い描いた通りの一打から生まれた。池が絡む最終9番(パー3)。左からの風にぶつけるようにカップの5ydほど左を向いて放ったティショットは、1mにピタリとついた。

「イメージ通りだった」。7バーディ1ボギーでこの日ベストスコアの「64」、2日目(36ホール)までの大会最少スコアを2打更新する「129」をマーク。年間ポイントレースでトップを走るレフティが、今季2つ目の日本タイトルを視界に捉えた。

2026年 日本オープンゴルフ選手権競技 2日目 細野勇策
ショットが好調で「64」をマーク

5月の国内メジャー「日本プロ」でツアー参戦5年目にして初優勝を飾った。9度目の最終日最終組にして、やっとたどり着いた頂点だった。そこからの勝利こそないものの、ここまでの今季15試合でトップ10が5度、予選落ちは2度。安定した成績を残してきた。「何かを変えたというのはないけれど、4日間を通して波が激しくなくなったのは良かった」。その安定感が、今季からポイント制となった年間王者争いで生きている。

国内メジャーの優勝で加算されるポイントは「625」。現在、細野は約1744ptで、すでに2位の岩田寛に約315pt差をつけている。初の年間王者戴冠に向けても、この一戦が「すごく大事」だということは、自身が誰よりも分かっている。

2026年 日本オープンゴルフ選手権競技 2日目 細野勇策
日本オープンと日本プロの同年両大会制覇は2008年の片山晋呉以来

「日本プロ」「日本ツアー選手権」「日本オープン」「日本シリーズ」の日本タイトル4大会で年間複数回優勝を達成すれば、2019年の石川遼(日本プロ、日本シリーズ)に続く7年ぶり17人目(25例目)になる。

ことしの米ツアー予選会への挑戦を明言している細野にとって、前週に出場したPGAツアー「ベイカレントCレクサス」(神奈川・横浜CC)での1週間は刺激的だった。同学年の久常涼とは朝食をともにし、世界最高峰のツアーで戦う日々について話を聞いたという。「彼はすごくアイアンショットがうまいし、あとは度胸というか気持ちの強さがある。そこに一番、差を感じる」。尊敬する存在だからこそ、負けてはいられない。

「大会が大会なので緊張するとは思うけれど、その中でいいプレーができればいい」。日本一を決めるナショナルオープン。23歳の“本命候補”がリーダーボートのトップで週末を迎える。(滋賀県甲賀市/中村文香)

2026年 日本オープンゴルフ選手権競技 2日目 細野勇策
いざ週末の戦いへ
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