苦手スライスは決まるけど… 首位の蛭田みな美はフックが入らない
◇国内女子◇富士通レディース 2日目(16日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉)◇6717yd(パー72)
ツアー自己最長となる12試合連続の決勝ラウンド進出。それも、初優勝を遂げた2023年「CAT Ladies」以来のトップ通過という最高の形だ。首位タイから出た蛭田みな美が「68」でプレーし、古江彩佳と並ぶ通算11アンダー。「首位で2日目を終えられるのは久しぶりなのでうれしいし、明日もバーディ目指して頑張りたい」と笑顔を向けた。
少し悩ましいのが、初日からバーディを奪ったパットがほぼスライスラインであること。この日の5バーディもすべてスライスで、前半9番では15mの距離をねじ込んだ。「むしろ苦手だった」という弱点克服のため、夏場から始めた約2mの上りスライスをひたすら打つ練習の成果でもある。
一方で「フシギ(笑)」と首をひねるのが、それまで得意だったフックラインを決め切れない。10番(パー5)では2mのチャンスが入らず、この日唯一のボギーだった14番でも2mを外した。原因については「(ラインを)少し浅めに読んじゃう」と認識しているだけにもどかしさが募る。
そんな傾向にありながらも、「この2日間は優勝を狙えるゴルフができている」と力強い。持ち球のフェードからドローに変えて臨んだシーズン前半戦は「ハマらなくて全然ダメ」とパーオン率が悪化し、6月中旬までの14試合で9試合の予選落ち。6月ごろからフェードに戻したことでグリーンを狙うショットの安定性が増し、今週までの連続予選通過につながっている。
年間ポイントランキングでは37位につけ、今週を終えた上位35人(米ツアーにおける有資格者=山下美夢有/19位、竹田麗央/36位を除く)に与えられる日本開催の米ツアー「TOTOジャパンクラシック」(11月5日開幕/茨城・太平洋クラブ 美野里コース)出場権争いのボーダーライン上にもいる。「ビッグトーナメントなので、もちろん出たい」という2年ぶりの舞台へも大きく前進。3年ぶりのタイトルとともに、当地へ乗り込めれば最高だ。(千葉県緑区/塚田達也)