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心優しきチャンピオン 高山忠洋

こんなエンディングを、誰が予想していただろうか。国内男子ツアー第24戦「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」最終日。宮里優作との熾烈な優勝争いを制した高山忠洋は、泣きはらした眼で、アテスト(スコア提出)所へと向かっていった。

開幕戦「東建ホームメイトカップ」以来に続く、今季2勝目。苦しんで手に入れたツアー通算5勝目を喜んだ涙ではない。その発端は、ホールアウト直後にあった。

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宮里を1打差でリードして迎えた最終18番(パー5)。3番ウッドの見事な一打で2オンに成功するばかりか、イーグルで激闘を締めくくった。しかしガッツポーズを決めたグリーンを下りたその時、目に飛び込んできたのは祝福の言葉をかけにきた富田雅哉。研修生時代からの“戦友”ともいうべき男の姿を見るなり、表情から笑みを消して駆け寄った。

「足りんかった」。

それを聞いた高山の両目から、一瞬のうちに涙が溢れ出した。今大会で通算イーブンパーの34位に終わった富田は、来季の賞金シードが付与されるランキング上位70人(ツアーメンバーでないゴンサロ・フェルナンデスカスタノを除く71位までの選手)のラインに届かず、ランキング73位に終わった。ギリギリでシードを獲得した71位の金聖潤(キム・ソンユン)とは約46万円差。長いシーズンを考えれば、あと1打、2打の差だったかもしれない。

「上がった瞬間、そっちが気になっていたんです」。研修生時代から苦楽をともにしてきた仲間を思いやり、優勝の余韻を味わう間などなかった。「彼はずっとシビアになっていた部分があったんです。早くシードが決まってしまえばもっと楽に、良いプレーができる選手なんです。また優勝争いに絡んでくると思っていた。こんなにもつれるなんて…」。

自身初のシーズン複数優勝、そして初の年間獲得賞金1億円も手の届くところにたどり着いた。しかしそんな達成感も、実感も湧いてこない。「絶対、戻ってこいよ。来週、頑張ってこいよ」。心優しきチャンピオンはこれから厳しいQTを戦う仲間へと精一杯の檄を飛ばしていた。(高知県芸西村/桂川洋一)

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桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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