賞金→ポイント制移行後初の最終決戦 長雨による“深いラフ”が難敵に
国内男子ツアーのシーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」(12月3~6日)の大会概要説明会が5日(月)、会場となる東京よみうりカントリークラブ(東京都稲城市)で行われた。
今季より年間ランキングの指標が賞金からポイントに変わったことで、出場資格の基準もポイントに移行。前年覇者、今季国内ツアー優勝者、ポイントランキング上位者など30人が出場できる。
コースセッティングは昨年までアドバイザーを務めた細川和彦の方針を踏襲し、日本ゴルフツアー機構(JGTO)が担当する。大幅な変更はない一方、今年は天候が例年とは違った表情をコースにもたらしているという。
9月から降り続いた雨の影響で、特に厄介なのが深く伸びたラフだ。JGTOの内海幸廣ツアーディレクターは「昨年よりもラフが非常に伸びているので、入れてしまうとかなり難しくなる。脱出できてもフライヤーでグリーンに乗せるのが困難」と説明。「飛距離だけでなく、フェアウェイキープが勝敗を分ける」と指摘した。
説明会では、前年覇者の小木曽喬がタイトル防衛戦に向けて意気込みを語った。3月に足を骨折し、万全ではない状態で戦う今季はポイントランキング92位と苦戦している。「(5月『中日クラウンズ』で)痛みがまだありながら復帰したのですが、前半戦は正直しんどかったです」と振り返りながら、「やっぱりあそこ(最終戦)に戻れるのは本当に光栄なこと。得意コースなので、優勝争いがまたできる可能性もある。そこまでに自分の状態をどれだけ上げていけるかだと思う」と連覇へ意欲を燃やした。
今季はここまで15戦を終え、複数回優勝を挙げたのは前週「ドラッグストア・コスモスカップ」を制した岩田寛だけ。勝者が次々と入れ替わる混戦状態のまま、残すは8試合となった。1位の細野勇策をはじめ、ランク上位勢は本大会と日程が重複する米ツアー予選会(Qスクール)のセカンドステージ挑戦へ意向を示す選手もおり、“ポイント制元年”の年間王者の行方はまだまだわからない。
<「ゴルフ日本シリーズJTカップ」出場資格>
(1)前年度ゴルフ日本シリーズJTカップ優勝者
(2)本年度日本ツアー優勝者(アマチュアを含む)
(3)本年度日本ツアーポイントランキング20位まで(「カシオワールドオープン」終了時)
(4)ツアーメンバーで、本年度米PGAツアーまたは欧州ツアー優勝者
(5)世界ランキング100位まで(「ダンロップフェニックストーナメント」終了時)で、1から4までの該当者を除くツアーメンバー上位3人
(6)1から5までで30人に満たない場合、本年度日本ツアーポイントランキング(「カシオワールドオープン」終了時)21位以下より繰り上げる
※資格1、2、4、5は、ツアーメンバーに限る。(資格2に該当するアマチュアは除く)
※資格3と6はツアーメンバー及びツアープレーヤーに限る。また、海外メジャー獲得ポイントを含むランキングを適用。ただし、本大会を含め出場義務試合数に達している選手に限る。