小田孔明が「全米プロ」滑り込みで実感 “食”の重要性
2015年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/13〜08/16 場所:ウィスリングストレイツ(ウィスコンシン州)
全米プロゴルフ選手権で注目の5人
さあ、始まります! 今季最後のメジャーで、世界最高の156人を迎えるウィスリングストレイツ。このコースで「全米プロゴルフ選手権」が開催されるのは、ここ11年でこれが3度目だ。我々のデータ担当は、あらゆるデータを鑑み、出場156人の中から以下の5人を注目選手としてピックアップした。
ヘンリック・ステンソン
ヘンリック・ステンソンは先週の「WGCブリヂストンインビテーショナル」に続いて今週も注目の5人に入った2人のうちの1人である。先週の6位で改めてここ最近の安定感を示したステンソンは、完全に機が熟したメジャー初優勝をターゲットに、ウィッスリングストレイツへとやって来る。ステンソンは最近5回の「全米プロゴルフ選手権」でいずれも6位以上の成績を収めており、直近2年は続けて3位に入っている。飛距離と正確性を合わせて必要とするメジャー最終戦の特性は、現在PGAツアーのパーオン率で1位にランクされるスウェーデン出身のステンソンに合っているようだ。
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パトリック・リード
パトリック・リードはここ最近の大会ではあまり注目されてこなかったが、先週のアクロンを含む直近の3大会でいずれもトップ20入りを果たしている。「全米プロゴルフ選手権」の優勝者は、ここ8年連続して直前の「WBCブリヂストンインビテーショナル」でトップ20入りを果たしていたことを考慮すると、25歳のリードによる先週のソリッドなパフォーマンスは吉兆となるかもしれない。リードは今季のメジャー3戦全てでトップ25入りを果たしており、今週はワナメーカートロフィーを手にする上で必要とされるオールラウンドのゴルフを発揮するかもしれない。彼は昨年の「WGCキャデラック選手権」でゴルフ界最高峰の選手たちを打ち負かせることを証明している。次のステップはやはりメジャーか?
ベルント・ウィスベルガー
ベルント・ウィスベルガーは多くの人々からゴルフ界最高のショットメーカーの1人と考えられている。オーストリア出身のウィスベルガーはこれまでヨーロピアンツアーで3勝を挙げており、これには見事なパフォーマンスを見せた昨年の「アルストムフランスオープン」での勝利も含まれる。29歳のウィスベルガーは、現時点でヨーロピアンツアーのパーオン率とパーオン時の平均パット数の両方でトップ20圏内に入っている3人のうちの1人である(残る2人はグレースとカッコ)。最終組でプレーした昨年のバルハラでの「全米プロゴルフ選手権」以来、ヨーロピアンツアーにおけるトップ15入りの回数でウィスベルガーの11回を上回るのは15回のトップ15入りを果たしているダニー・ウィレットのみである。
ブルックス・ケプカ
ブルックス・ケプカはステンソンに続く2人目の2週連続ピックアップ選手だ。2014年の新人王は、ここ最近6戦連続でトップ25入りを果たすなど好調を維持しており、先週のWGCとセントアンドリュースでの「全英オープン」ではトップ10フィニッシュだった。ウィスリングストレイツでの過去2回の「全米プロゴルフ選手権」王者を見てみると(カイマーとシン)、2人とも直近のメジャー2試合でトップ30入りを果たしており、少なくともそのシーズンに1勝を挙げている。ケプカはこの2つの項目をクリアしており、なおかつ現在最も優れたオールラウンダーの1人ときている(PGAツアーのドライビングディスタンス、パットのストローク貢献率、そしてオールラウンドランキングでトップ10圏内につけている)。
マーク・ウォーレン
マーク・ウォーレンはここ数カ月のヨーロピアンツアーで最も安定した成績を残している選手の1人で、しかも、近年の「全米プロゴルフ選手権」で好成績を挙げている選手の1人でもある。「全米プロゴルフ選手権」では過去2回の出場でいずれもトップ15入りを果たしており、2大会を通じての平均ストロークは「69.1」となっている。先週のアクロンではトップ25に入った34歳のウォーレンは直近の3大会中2大会でトップ5入りを果たしており、ヨーロピアンツアーのパッティングの統計では(20ラウンド以上プレーした選手の中で)トップに立っている。