「まったく別物」の復帰の難しさ ウッズ
2014年 WGCブリヂストンインビテーショナル
期間:07/31〜08/03 場所:ファイヤーストーンCC(オハイオ州)
過去の栄光がウッズを駆り立てる
タイガー・ウッズは、今週の「WGCブリヂストンインビテーショナル」でファイヤーストーンCCに舞い戻ってくれば、自身の最高のパフォーマンスを引き出せると確信している。
38歳のウッズは、このオハイオのコースでこれまで多くの成功を味わってきた。昨年の大会では、2日目にコースレコードに並ぶ「61」を記録。米国のキーガン・ブラッドリー、スウェーデンのヘンリック・ステンソンに7打差をつけ、大会8勝目を飾った。
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今年受けた背中の手術から復帰して以降、ベストパフォーマンスは取り戻せていないウッズだが、これまでこの地で素晴らしい活躍を見せてきたという事実を前にすれば、気を取り直すことだろう。
ウッズはこう語った。「ここにはたくさんの良い思い出が詰まっているから、戻ってこられて興奮している。いいラウンドもあったし、多くのすばらしい瞬間があった。ここへ戻ってくると、いつだって気持ちが引き締まる。今週は楽しみにしている」。
「ここみたいに、それまでの調子の善し悪しにかかわらず、どういうわけか良い気分になるゴルフコースはある。たとえばトーレパインズ、ベイヒル、それにオーガスタなんかもそうだね」。
「必ずしも良いプレーをするというわけではないけれど、そういう気分になるんだ。ここでは残念ながら、悲惨なプレーをしてビリから2番目で終えた年も1回だけあったけどね。それでも8勝しているのだから、申し分ない成績は残している」。
世界ナンバーワンのアダム・スコットは、ここファイヤーストーンでは2011年にWGC初優勝を果たした。このオハイオでの大会を、来週の「全米プロゴルフ選手権」へ向けて弾みをつける足がかりにしたいと考えている。
「好調だよ。この夏は本当に良いレベルまで自分のゴルフを引き上げることができたし、今週は自分の望む成績を手に入れたいと思っている」「そうなれば、来週には今年最後のメジャーが迫っているわけだから、言うことないね」。
25歳のリッキー・ファウラーは、数週間前の第143回「全英オープン」でセルヒオ・ガルシアと並ぶ2位タイとなった。今年は、すべてのメジャーでトップ5入りを果たしている。今週、南コースでどんなプレーができるかを楽しみにしている。
「ファイヤーストーンには楽しい思い出が詰まっている。結構好きなコースの一つかもね」「コースは良い状態だ。今はちょっと軟らかいけれど、雨さえ降らなければ、週末にはすばらしいコースになっているよ」。