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香港でカブレラベローが首位を堅持

「UBS香港オープン」は、極東で連日の好パフォーマンスを披露したラファ・カブレラベローが3打差の首位で週末を迎える。

木曜の香港GCを「64」でラウンドし、1打差の首位に立ったスペインのカブレラベローは、金曜もベストスコアに並ぶ「65」をマークし、通算11アンダーとして2位につける豪州のサム・ブラゼルとの差を広げた。

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通算6アンダーの3位タイには、ブラゼルと同じく金曜を「66」でラウンドした「マスターズ」王者のダニー・ウィレット、同じくイングランドのトミー・フリートウッド、米国のポール・ピーターソン、そして南アフリカのジャスティン・ウォルタースがつけている。

2016年は予選カットがなかったほか、「ライダーカップ」デビューを果たし、「レース・トゥ・ドバイ」では8位に入るなど、好調なシーズンを送ったカブレラベローは、勢いそのままに香港での週末を迎えることとなった。

彼の輝かしいシーズンで唯一欠けていたのは勝利のみで、32歳のカブレラベローは2012年の「ドバイデザートクラシック」以来となる欧州ツアーでの戴冠に自信を覗かせた。

「自分がまた勝てるのは分かっている」とカブレラベロー。「前に一度勝っているしね。とにかくチャンスを作り続けることだね」。

「前にやってしまったミスをしないよう、取り組んできたんだ。勝利へ向け、間違ったことは何一つしていないと思うから、いつかは勝てるはず。できれば2日後だと良いね」

2日目は11番から出たブラゼルが12番でバーディを奪い、13番ではイーグルを奪って先頭に出る展開となった。2番と3番でバーディを奪ったカブレラベローが直様リードを奪い返した。

カブレラベローが5番でボギーをたたいたことで、再びブラゼルが首位タイに並んだが、カブレラベローが8番と9番で連続バーディを奪い、前半を「31」として2打差の首位で後半へ折り返した。

ブラゼルは5番のティショットをタップイン圏内につけて首位との差を縮めると、6番でもバーディを奪って再び首位タイに浮上した。

しかしながら、波に乗るカブレラベローは手がつけられないような雰囲気を漂わせ、パー5の13番でタップインバーディを奪うと、15番でも見事なショットからバーディをお膳立てし、ブラゼルがバンカーに捕まった9番でボギーをたたいたことで、リードは3打差に広がった。

「また良いプレーができた」とカブレラベロー。「とてもソリッドなプレーだったし、リスキーな位置からのプレーは数回しかなかった。また、良くコントロールできているように感じたし、昨日と同じように良い仕事をすることができたね」。

「前にプレーしたとき、コースを良く知らずに賢くプレーすることができなかったのだけど、そのときの教訓が生きていると思う」

「今年はとても良いプレーができているし、自信を持ってプレーできているけれど、賢いプレーもできているんだ。それが奏功しているね」

ウィレットは出だしの11番でボギーをたたいたが、12番から3連続バーディを奪い、17番で1.8メートルのバーディを決めて順調に順位を上げた。

2番でピン側1メートルにつける見事なショットを放ったウィレットは、その後、4番でボギーをたたいた。しかし、最終の10番でバーディを奪って通算6アンダーにスコアを戻した。

「D+Dレアル チェコマスターズ」王者のピーターソンは、5バーディ、3ボギーの「68」で2日目をラウンドし、フリートウッドもこの日のスコアを「68」とした。一方、ウォルタースはボギーを2つに抑え、「67」をマークした。

通算5アンダーにはマレーシアのダニー・チア、台湾の洪健堯、タイのトンチャイ・ジェイディー、そしてイングランドのスティーブ・ルートンがつけている。

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