2週連続V狙うワン・ジョンフンが4位 川村昌弘は22位
2016年 アフラシアバンク・モーリシャスオープン
期間:05/12〜05/15 場所:フォーシーズンズGC(モーリシャス)
強風のモーリシャスで首位発進のドット
風の吹き荒れるフォーシーズンズGCのタフなコンディションを制したアンドリュー・ドットが、「アフラシアバンク・モーリシャスオープン」初日を終え単独首位。
開催コースが島の南から東へ移されたことにより、今大会は前回の第1回大会と比べ、難しい挑戦になると予想されていた。
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モーリシャスの海岸に佇むアーニー・エルス設計のコースを風が吹き抜けるなか、ヨーロピアンツアー、アジアンツアー、そしてサンシャインツアーの3ツアー共催大会初日をアンダーパーで回った選手は21人に留まった。
「66」のベストスコアを出したのは、3月の「トゥルータイランドクラシック」以来のヨーロピアンツアーとなったドット。インドのラシド・カーンとバングラデシュのシディクール・ラーマンに2打差をつけ、単独首位で2日目を迎えることとなった。
「スタート前に、6アンダーにしてやると誰かに言われていたなら、僕は手を上げてそうしてもらっていただろうね」とドット。「ここは簡単じゃないんだ。少しでもずれると、風によってそのずれが拡大されてしまうんだ」。
「とてもソリッドなプレーができたし、そんなに多くのミスは犯さず、ラウンドを通して勢いに乗ることができたね」。
「明日も『66』を出すのは無理かもしれないけれど、とにかくミスを最小限にしないといけないね」。
「良いプレーをしていると、コンディションは殆ど関係なくなるんだ。幸運にも、今日の僕はそういう感じだったんだ」。
「とは言え、このコースはどこでも牙を剥いてくる。まだ先は長いよ」。
10番から出た豪州のドットは、グリーンを捉え切れなかったスタートホールでチップインバーディを奪う幸先よいスタートを切ると、続く11番ではバンカーから7番アイアンでピン側60センチに寄せる技術を見せて連続バーディを奪った。
14番でボギーを叩いたドットは、続く15番でバーディを奪うと、パー5の18番ではイーグルを奪い、「32」で後半へ折り返した。ヨーロピアンツアー2勝のドットは2番をボギーとするも、4番、7番、そして9番をバーディとして力強くラウンドを締め括った。
同じくバックナインからスタートしたカーンも出だし2ホールで連続バーディを奪い、その後は2バーディ、2ボギーと浮き沈みのあるゴルフで前半を「34」とすると、1番でバーディを奪って3アンダーとした。
カーンは3番のバーディで一時的に単独首位に立つも、6番のボギーで後退。それでも8番では下りの15メートルのバーディパットをねじ込んだ。
13番、15番、18番、そして2番でバーディを奪い、この日唯一のノーボギーのラウンドを完遂するかに見えたラーマンは、8番でボギーを叩いて一歩後退するも、続く9番でバーディを奪ってバウンスバックした。
先週の「ハッサンIIトロフィー」で初優勝を遂げたばかりのワン・ジョンフンは、6番からの3連続バーディで初日を3アンダーとした。
アルゼンチンのエスタニスラオ・ゴヤも同じく首位から3打差につけた。
インドのチラフ・クマール、南アフリカのジェイブ・クルーガー、そしてタイのナティポン・スリトンは2アンダー、そしてディフェンディングチャンピオンのジョージ・クッツェーは1アンダーの大会初日となった。