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2014年 ポルトガルマスターズ
期間:10/09〜10/12 場所:オセアニコ ビクトリアGC(ポルトガル)

惜しくもツアー史上初の「59」を逃したコルサーツ

ニコラス・コルサーツがオセアニコ・ビクトリアGCで開催されている「ポルトガルマスターズ」初日に、あと僅かのところで欧州ツアー史上初となる「59」を逃した。

18番でベルギー出身のコルサーツが打った5.5mのバーディパットはカップの左淵をかすめ、快挙達成に1打届かなかったのである。

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これまで42年間の欧州ツアーの歴史の中で「60」の壁を越えた選手は一人としていないが、7つのバーディに加え、15番と17番でイーグルを奪ったことによりコルサーツがその歴史を塗り替えるかに見えた。

最終ホールでバーディさえ奪えば歴史的快挙の達成となるなか、31歳のコルサーツはドライバーでいつも通りの長距離砲を放ち、フェアウェイのど真ん中を捉えるかたちで期待に応えた。

ショートアイアンでワンパット圏内に寄せると、グリーンへと向かうコルサーツには同組で2年前の「アルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権」でのキングスバーンにて「60」を出したブランデン・グレースとジョークをかわす余裕さえあった。

コルサーツのパットはラインに乗り入るかに見えたが、彼は「60」に甘んじることとなった。これで、欧州ツアーで「60」が出たのは19回目のこととなる。

とはいえ、これで彼が3打差の首位でクラブハウスへと引き上げることができたのは、大変に意義深いことではある。

コルサーツに最も接近しているライバルはアレクサンダー・レビスコット・ジェイミソンであり、早い時間にラウンドしたスコットランド出身のジェイミソンは「63」で初日を回り、午後のラウンドとなった選手たちの目標となった。

出場したここ3大会で予選落ちを喫し、この日は新しいパターを携えて臨んだジェイミソンを最初に捉えたのはフランスのレビで、彼は14番の時点でジェイミソンに並ぶも、そこからスコアを伸ばすことができなかった。

代わりに首位に立ったコルサーツは最近の復調をバックナインでの猛烈なペースのプレーにつなげ、チャージをかけることに成功した。

2012年の「ライダーカップ」勝利チームの一員であるコルサーツは、今季出場した欧州ツアーの14大会中、半分で予選落ちを喫しているが、先月から復調の兆しを見せ始めていた。

3大会連続で予選通過を果たした上でアルガルベへと乗り込んだコルサーツは、出場した直近の大会である「ISPSハンダ・ウェールズ・オープン」では4位タイに入っている。

9番からの4連続バーディで7アンダーまでスコアをのばしたコルサーツは、持ち前のパワーを活かして315ヤードのパー4の15番でイーグルを奪って一気にレビとジェイミソンを抜き去った。
17番では、ジェイミソンがこの日唯一のボギーを叩く原因となった池をクリアしてイーグルを奪ったコルサーツは、最終ホールに「59」の望みを託すことになった。

「15番でイーグルを奪ったとき、残り3ホールをバーディとすれば『59』で上がれると分かったんだ"」とコルサーツ。

「それで16番をパーとして、17番で良いドライバーのショットを放ってフェアウェイを歩いているときにキャディへ言ったんだ、『59を狙いに行かなきゃ意味がない』とね」。

最終ホールを振り返り、コルサーツは、「良いドライバーのショットだった。パットが淵をかすめるに留まったのは本当に残念だったけれどね」と述べた。

「最後に若干左から右へ切れると思ったのだけど、真っ直ぐ行ってそのまま通過してしまった。本当に残念だ。あのパットは上出来だったと思う。特に、暗い雲がたれ込めていた状況でね」。
天候不順により、コルサーツが18番を後にした直後にプレーの終了が告げられ、16組は金曜の朝8時15分に第1ラウンドを再開することになる。

初日のラウンドを終えなかった選手で最上位にいるのは、「レース・トゥ・ドバイ」で120位とシード権の当落線上にいるアドリアン・オタエグイである。14番まで終えた彼はスコアを7アンダーとして、同胞のラファ・カブレラベローに並んでいる。

ジェイミソンは出だしの7ホールで5つのバーディを奪って集団を抜け出すも、その直後、グリーンを狙った第2打を池に入れたパー5の17番でこの日唯一のボギーを叩き、1打後退してしまった。

この日8つ目と9つ目のバーディを奪ってラウンドを締め括ったスコットランドのジェイミソンは、新しいパターによる進歩に満足している。

「これまでと似たスタイルのパターなのだけれど、見た目がちょっと違うんだ」とジェイミソン。

「ここ3ヶ月、本当に良いプレーができていたと自分では感じている。2ヶ月ほど前には何度かトップ10入りだってしているから、今週こそそれ以上の結果を出す週にできたらと思っている。というのも、ティからグリーンにかけて全ての面でとても良いプレーができているからね」。

もう一人のスコットランド人、クリス・ドークは4人が並ぶ首位から5打差の「65」の集団につけている。

ノーボギーでラウンドしたドークは、先週の「アルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権」で5位に入る前には一児の父となるなど、忘れ難い数週間を過ごしている。

6アンダーでドークに並ぶのはチリのフェリペ・アギラー、そしてダニー・ウィレットとデビッド・リンのイングランド人コンビであり、「ライダーカップ」でキャプテンを務めたポール・マギンリーはノーボギーの「67」で初日を終えている。

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