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2014年 オメガ・ヨーロピアン・マスターズ
期間:09/04〜09/07 場所:クランスシュルシエレGC(スイス)

モリナリとラムジーが首位発進

絶景のクランスシュルシエレGCで開催されている「オメガ・ヨーロピアン・マスターズ」の初日は、猛烈なスタートを切ったリッチー・ラムジーが首位に立ち、その後、エドアルド・モリナリが追いついて並ぶ展開となった。

2012年のオメガ・ヨーロピアン・マスターズ王者である欧州ツアー2勝のラムジーは、1番でイーグルを奪うと、その後の2ホールで連続バーディを奪って波に乗った。

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レース・トゥ・ドバイで75位のスコットランド人選手は7番、12番、13番、15番でもバーディを奪い、ノーボギーの「62」、8アンダーで初日をラウンドした。

同じく欧州ツアーで2勝を挙げているイタリアのモリナリも、ノーボギーのラウンドを展開。バーディを8つ奪って、ラムジーと同スコアで初日を終えた。

ラムジーは「出だしの3ホールで4アンダーというのは良いスタートだったね。1番ではすばらしい6番アイアンのショットが出て、続く2ホールでもアイアンショットが良かったから、あの時点で飛び出せた。あれですごく勢いがついたし、その後もいくつかバーディを奪うことができた」と述べた。

「59」というスコアが脳裏をよぎったかと問われたラムジーは、「16番で、このバーディパットを決めればチャンスはあるぞと思った。最後の2ホールは十分にバーディが狙えるホールだからね。でもあのパットを外してしまい、チャンスが潰えたのが分かった」と語った。

ケガのため、ここ2年間はこの大会を欠場していたモリナリは、現在レース・トゥ・ドバイで30位につける。「先週と違ってティショットが良かった。最近はアイアンショットがとても良いから、フェアウェイを捕らえさえすれば、恐らく高い確率でピンに寄せられると思った」と述べた。

どのバーディがベストだったかと問われ「確実に4番のバーディだ。あそこはタフなパー4だから、バーディはすごくうれしかったし、2つスコアを伸ばしたような気分になったよ。すばらしいアイアンショットでピンそば4.5メートルにつけてパットを決めたから、僕の中で際立っているね」。

ラムジーとモリナリは、イングランドのトミー・フリートウッドグレーム・ストーム、北アイルランドのガレス・メイビンに2打差をつけている。2位タイの3人は午前中のラウンドで「64」のスコアを出している。

連勝を狙うウェールズのジェイミー・ドナルドソンは初日を「65」でラウンドし、7人が並ぶ5アンダーの集団につけている。

昨年優勝したトーマス・ビヨーンはさらに1打差の大集団の中にいる。ビヨーンは午前中よりも午後に回る選手の方がスコアは良くなるだろうと予想していたが、実際、その予言通りのプレーをしたのはラムジーとモリナリだけだった。

ビヨーンは「今朝は理想的なコンディションだったけれど、少し寒かった。通常、そうなると飛距離が落ちるのだけど、標高の高さがそれを帳消しにしたようだね」と語った。

「今日はほとんど無風だったから、確実にスコアを伸ばせる状況だった。ラウンドを終え、リーダーボードの上の方にいるわけじゃないけれど、それでも十分納得のいくスタートだ」

北アイルランドのメイビンはパー3の8番でこの日唯一のボギーをたたいたが、それまでに7つのバーディを奪い、初日を6アンダーの「64」でラウンドした。

現在レース・トゥ・ドバイで124位と、来季欧州ツアーのシード権獲得を目指しているメイビンは「今日は1日を通して堅調なゴルフができたし、こういう風にプレーできたのは久しぶりだね」と述べた。

「ここ最近は、そんなに良いプレーでなくてもそこそこのスコアを出せていたのだけど、今日はまったく違った。ショットがとても良く、それに見合うスコアだっただけにうれしいね」

唯一の欧州ツアー優勝を2013年の「ジョニーウォーカー選手権 at グレンイーグルス」で挙げているフリートウッドは、1番でイーグルを奪うも、4番でダブルボギーをたたいた。それ以外は7バーディ、1ボギーの一日となった。

「出だしで3パットというのは最悪だし、11番では難しいパーパットを沈めたので、2ホールを終えて2オーバーという展開もあり得た」とフリートウッド。

「それでも15番のバーディで勢いに乗れ、そこからはとても良いプレーになったので自分のゴルフに満足できた」

「後半のフロントナインは5アンダーで回ったが、後半は難しいパットを残さなかった。良いプレーができているときはそれを最大限に活かしたし、ラッキーにも今日はそれができた」

出場した直近の大会の「D+D REALチェコマスターズ」で優勝し、先週は休暇を楽しんだドナルドソンは、イーグルを奪った15番をこの日のハイライトに挙げた。

「あそこはバックナインでもタフなホールで、実は2打目を少し引っかけてしまった。でも、あそこでミスをするなら左側に外さなければいけないんだ」。

「言わば良いミスなわけで、あとは残りの真っ直ぐなラインのチップショットを決めることができた。ちょっとしたボーナスだったね」

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