メジャー覇者C.シュワルツェルが首位浮上 T.ルイスは7位で決勝Rへ
2013年 南アフリカオープン選手権
期間:11/21〜11/24 場所:グレンダワーGC
シュワルツェルとクレスピが大会をリード
南アフリカオープン選手権は2日目を終え、事前予想で優勝候補に挙げられていたチャール・シュワルツェルがマルコ・クレスピと並んでトップに立った。
午後のラウンドとなったかつてのマスターズ王者である南アフリカのシュウェルツェルは、アウトの9ホールで5バーディ、1イーグルの猛チャージを見せて「29」でまわり、午前中に「67」でラウンドしたイタリアのクレスピと共にスコアボードのトップに躍り出た。
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シュワルツェルは10番ホールと13番ホールでボギーを叩いたが、続く14番から3連続バーディを奪いクレスピを一歩リードした。しかしシュワルツェルは17番をボギー、最終18番をパーとし、スコア「65」の通算12アンダーとしてクレスピに並んで首位タイで2日目を終えた。
シュワルツェルはこの日の前半を振り返り、「前半は全てがうまく行った9ホールだったね。とても良いアイアンショットが打てたし、グリーンのコンディションも最高だった。正しくラインを読めればカップインしてくれる、という状況だったよ」と語った。
「いくつかとても良いパットを決めることができた。また良いショットも打てて7アンダーとすることができた。一時はかなりのロースコアが出ると思ったよ」
「前半をロースコアで折り返したので、一気にスコアボードの上位に上がることができたのが良かった。10番ではショートパットを外してしまった。実際、あれは良いパットだったけれど、午後も遅い時間だったこともあって、たくさんの選手がカップの周りを踏んだあとだったからね。小さな足跡を辿って、それから僕の方に戻ってきてしまったんだ。あれで少しスピードが落ちてしまったね。もしあれが入っていたらどうなっていただろうね」
本日は早い時間でラウンドしたヨーロピアンツアールーキーのクレスピは、デビュー戦となった今大会で引き続き輝きを見せた。先週、ジローナの大会で3位に入って11回目の挑戦にして初のQスクール通過を果たした35歳の彼は、この日、グレンダワーGCを6バーディ、1ボギーでラウンドした。
クレスピにとってこの日のハイライトは、ラフからピンそば1フィートにつけた16番ホールの見事なアプローチショットだろう。そのクレスピは「今日は何度もフェアウェイとグリーンを外してしまった。ロングホールも理想通りにはプレーできなかった。でもパッティングとチッピングがとても良かったね」と述べた。
「(大会前は)調子が良かったから良い大会になればと思っていたんだ。まさかここまで上手く行くとは思ってなかったけれど、週末に向けては自信満々だよ。落ち着いて自分のゴルフをするように心がけたいね」
「もっとフェアウェイを捕らえないといけない。もっとフェアウェイからプレーしたいからね。僕はボールにスピードがある方ではないから、常にフェアウェイに打たないと駄目なんだ。フェアウェイに打てさえすれば距離、スピン、そして方向をコントロールできる」
2014年のレース・トゥ・ドバイの初戦でクレスピとシュワルツェルはデンマークのモーテン・オラム・マドセンを一打リードしている。
昨季はマデイラで2位に入るなど輝かしいルーキーイヤーを送ったマドセンは7バーディを奪い、クレスピと一時は首位で並んだが、17番ホールで寄せワンに失敗してボギーを叩き、スコア「66」で2日目を終えた。
マドセンの後方には、二日目を「68」でラウンドし通算10アンダーとしたクリスチャン・ベッソン、そして「70」でラウンドし通算9アンダーとした昨シーズンのレース・トゥ・ドバイで110位以内に入れずに失ったヨーロピアンツアーのシード権再獲得を目論むジェイブ・クルーガーら、南アフリカ勢の二人が続いている。更に、二日目を「66」で回ったイングランドのジェームス・モリソンもクルーガーと5位タイで並んでいる。
かつての全米オープン王者でこの大会に2度優勝しているレティーフ・グーセンは順調に順位を上げていたが、5番ホールでティショットをミスすると、続くセカンドショットを木の前に打ち込んでしまいダブルボギーを叩いてしまた。メジャー2勝のグーセンは最終的にスコアを「71」にまとめ、大勢の選手がひしめく通算7アンダーのグループにつけた。
シュワルツェルは、「71」でラウンドした弟のアティに6打差をつけている。