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ユーラインがルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞

ヨーロピアンツアー初シーズンで初優勝を果たし、レース・トゥ・ドバイでも14位に入るなど素晴らしい成績を残した米国のピーター・ユーラインがサー・ヘンリー・コットン・ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。

この名誉ある賞を受賞した初の米国人となった24歳のユーラインは、ニック・ファルド(1977)、サンディ・ライル(1978)、ホセ・マリア・オラサバル(1986)、コリン・モンゴメリー(1988)などの伝説的な選手、そして最近ではセルヒオ・ガルシア(1999)、イアン・ポールター(2000)、ポール・ケイシー(2001)、マーティン・カイマー(2007)、マッテオ・マナッセロ(2010)らの足跡を辿ることになる。

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輝かしいアマチュア時代を終え、2011年12月にプロ転向したユーラインは、2013年にヨーロピアン・チャレンジツアーの出場権を手に入れ、好スタートを切った。さらに、ヨーロピアンツアーで数試合の推薦出場のチャンスを活かし、シーズン序盤の「ツワネオープン」と「スペインオープン」でトップ10入りを果たした。

彼にとってシーズンの契機となったのは5月に開催された「マデイラアイランドオープン」での優勝だった。ここで彼はヨーロピアンツアーの出場権を勝ち取り、以後のスケジュールが大幅に変更されたのである。「BMW インターナショナル・オープン」と「アバディーンアセットマネジメント スコットランドオープン」を共に10位タイで終えたユーラインは、この急激なステップアップにも対応できる事を証明すると、シーズン後半も好成績を収めることに成功した。

フロリダ出身の彼は、8月の「ISPSハンダ・ウェールズ・オープン」では、最終日に猛烈な追い上げを見せたグレゴリー・ボーディに、ツアー2勝目を阻止されて2位に終わったものの、その後も好調を持続。「アルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権」の2日目のキングスバーンズでは、ヨーロピアンツアー史上初となる「59」にあと僅かのところまで迫った。

ユーラインはその2日目の「60」もあって、72ホールを12アンダーの首位タイで終えたが、結局、プレーオフ2ホール目でデビッド・ハウエルに勝利を奪われてしまった。その後、ユーラインは今年初開催のファイナルシリーズの開幕戦「BMWマスターズ」で5位タイの成績を残した。

ユーラインは、1960年に始まったこの賞の49番目の受賞者となったことに感激している。

「サー・ヘンリー・コットン・ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞できて光栄です」。2010年にアマチュア世界ランキング1位に上り詰めたユーラインはこう述べた。「これは予期していませんでしたが、今年はすばらしいシーズンでしたし、とても嬉しいです。おそらく欧州人以外の受賞者は私が初めてではないでしょうか。それだけでも光栄です。どんな事でも史上初というのは気分がいいですね」。

「『マデイラ-』での優勝は最高でしたし、トップ10に何度も入りました。週を通して調子が良く、強い風にもしっかりと対処できましたし、任務が完遂できて良かったですね。あの優勝でツアー参戦への扉が開き、その次の週のウェントワース(BMW PGA選手権)でもプレーできました」

「今シーズンはチャレンジツアー初年度となるはずが、そうなる代わりにレース・トゥ・ドバイ11位で最終戦に臨むことになりました。ですので、当初のプランとは全く異なった形になりましたが、もちろんこの成り行きは素敵だと思いますよ」

プロとなって賞金ランキングにその名を馳せる前、ユーラインは2010年の全米アマチュアゴルフ選手権で優勝し、2009年のウォーカーカップでは4大会で4ポイントを勝ち取った。

「我々は素晴らしいシーズンを送り、ゴルフファンを沸かせ、何度か優勝争いを演じたピーターを心から祝福します。彼はサー・ヘンリー・コットン・ルーキー・オブ・ザ・イヤーを勝ち取るに相応しい選手です」とヨーロピアンツアーの最高責任者であるジョージ・オグレイディは述べた。

「彼のキングスバーンズズでの『60』、それも『59』を狙ったイーグルパットが僅かに外れてしまったあの日のパフォーマンスは、ヨーロピアンツアーにおける最高の瞬間の一つとして記憶されるでしょう」。

「ピーターはアマチュアとして素晴らしいキャリアを過ごしたわけですが、今、ゴルフの最高レベルで彼のポテンシャルが存分に発揮されているのを見るのは非常に喜ばしいことです。我々は彼の将来の成功を祈っております」

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