選手コメント集/全米シニアプロ選手権 3日目
2013年 全米シニアプロ選手権
期間:05/23〜05/26 場所:ベルーフCC(ミズーリ州)
尾崎直道キャディ~靖子の全米シニアプロ参戦記~その1
初めまして!今回「全米シニアプロ選手権」で、尾崎直道プロのキャディをする事になりましたムーア靖子です。
尾崎プロが日本に戦いの場を移してからは、一年以上キャディをしておらず、暫くぶりのトーナメントに緊張、しかもメジャーという事でもっと緊張しています。今回こちらでレポートを書かせて頂く事になって、出来るだけチャンピオンズツアーの素晴らしさも紹介できればなぁと思っています。私は「プロキャディ」ではありませんので、プロキャディではない私から見たプロやトーナメントの様子をレポートできてたらなぁと思っています。
お時間が許す限りお付き合い下さいね。
早速ですが、今回の「全米シニアプロ選手権」は、ミズーリ州のセントルイス、コースはベルーフCCが舞台です。6959ヤードのパー71で試合が行われます。グリーンを2007年に全て張り替えした様で、起伏の多い、大きいグリーンとなっています。
こちらセントルイスは、昨日と一昨日の雨の影響で、湿気が高いのですがまだ日差しが強くなく助かっています。試合が始まる木曜からは涼しくなる予定なので、良かった~。
今日は、プロアマがあり、プロアマ参加選手以外は午後2時以降から練習ラウンドができました。昨日の時点で、早い者勝ちで、スタートの予約をしなければならなかったのですが、井戸木プロが押さえておいて下さった午後2時50分にご一緒させて頂きました。他にも、高見和宏プロと室田淳プロもご一緒で、尾崎プロが「チームジャパン」、と一言。真剣さの中に笑いの溢れる9ホールとなりました。
ところで、練習場にて尾崎プロが「これは高麗芝じゃないか?」と。うん、確かに、高麗芝みたいですね、と言う事で、尾崎プロの前で練習していたジョン・ヒューストンに聞くと「これはコウライグラスじゃなくて、ゾイジャっていう芝」との事。
プロと2人で「ゾイジャ??」と“?”がいっぱいでしたが、帰ってから芝の種類と長さの表を見ると確かに書いてありました、Zoysia。
ネットで調べてみると『シバ属』で『単子葉植物イネ科の一群』との事。コウライシバも同じ仲間らしい。そしてラフはFine Fescue/Rye。とってもねちっこい嫌なやつです!高見プロが練習ラウンド中に「北海道みたいだなぁ」と言ってた様な…。
練習場と言えば、尾崎プロ、ドライバーを打つ時に、必ずいくつかボールを並べてティアップします。それを連続で打ちます。長旅の疲れと時差で体が動かない今日は、いつもより沢山ドライバーショットを打っていました。いつもプロが言うのですが「体が固い」、のでかなりストレッチもされます。
部屋でもかなりやってきて、練習場でもストレッチ。コース場でも歩きながら、時々されています。私もヨガを初めてからストレッチの大切さに気づきましたが、尾崎プロは徹底されていますよ~。
さてさて、そろそろ今日も出陣する時間になりました。では、また明日書きますねー!行ってきます。
【ムーア靖子 プロフィール】
1975年7月26日生まれの37歳。B型で獅子座。栃木県出身。学生時代、プロを志したが、力及ばずに断念。2001年に渡米。サンディエゴで生涯の師となる今井貞美LPGAティーチングプロと出会い、ティーチングプロとして再びゴルフに関わる事に。カリフォルニアとアリゾナのゴルフ場にクラブプロ/LPGAティーチングプロとして勤務。09年から、尾崎直道プロのキャディとしてアメリカチャンピオンズツアーに参加。12年、尾崎プロが試合の場を日本に移してから、キャディ業を遠のいていたものの、今回1年以上のブランクを経て、今大会で再び尾崎プロのバックを担ぐ事に。現在は、ゴルフの経験と、(少しだけある)知識を活かし、フリーで活動中。大の犬好き。日焼けを気にするお年頃。