ファイアーストンCCサウスコースで開催の「全米シニアプロ選手権」。メジャー大会開催地としてはお馴染みのファイアーストーンCC。今回参戦選手のうちジャック・ニクラスの7回優勝をはじめ、9人のプロが米国男子レギュラーツアー時代にこの場所で優勝を飾っている。
そのニクラスは本人主催のメモリアルトーナメント以来、疲れがたまって本調子ではないと言っていたが、11番パー4では見事なバンカーショットで直接カップイン。ギャラリーを沸かせた。ここのバーディでイーブンに戻したニクラスは、その後15番でボギーを叩いてしまうが、またしても17番で25メートルものロングパットを決めてガッツポーズ。最終18番をボギーとして1オーバーで終るが、ニクラスらしいプレーにギャラリー大満足の初日だった。
試合は3バーディ・1ボギーで2アンダーのトム・カイトをはじめ、テッド・ゴインとマイク・スミスが首位タイで並んでいる。ファイアーストーンCCがメジャー級のコースであることが各選手のスコアに反映されている。アンダーパーの選手は7名のみ。反対にオーバーパーの選手が137人。さらに80台を叩いてしまった選手は17名。平均スコアが75.25とその難しさを語る。

◇初日の結果
－2：トム・カイト
－2：テッド・ゴイン
－2：マイク・スミス
－1：ウェイン・レビ
－1：ファジー・ゼラー
－1：トム・ワトソン
－1：ジム・ソープ
0：ボビー・ワドキンス
0：ラリー・ネルソン
0：ダグ・トゥール
0：ブルース・フライシャー
＋1：ジャック・ニクラス
＋1：ヘール・アーウィン
＋1：レイモンド・フロイド
＋1：アレン・ドイル
＋2：デイナ・クイグリー
＋2：ゲーリー・プレイヤー