2025年 リージョンズトラディション

「40勝しても曲がるから」レジェンドたちの練習量がスゴい!最後までレンジにいたのは?

2025年 リージョンズトラディション 初日 ベルンハルト・ランガー
レジェンドたちの練習量がすごすぎる

◇米国シニアメジャー第1戦◇リージョンズトラディション 初日(15日)◇グレイストーンG&CC (アラバマ州)◇7249yd(パー72)

「みんな、すごい練習するよなあ」。練習の虫と言われた藤田寛之が、隣で球を打つレティーフ・グーセン(南アフリカ)を見てポツリ。夕方の練習場を見てみたら、確かにレジェンドたちの練習量がハンパなかった。

ひと言でいうと、みんなタフ!PGAツアーで何勝もしてきた方々、やっぱりタフ!30度超えの暑さの中で18ホールを回った後、おそらくほとんど休憩せずにメチャクチャ球を打っている。午後5時、ドライビングレンジの端っこから見ていくと、まず「マスターズ」2勝のベルンハルト・ランガー(ドイツ)。入り口からすぐの打席の脇にある、なんかちょっと空いたスペースで黙々と球を打っている。

2025年 リージョンズトラディション 事前 ベルンハルト・ランガー
朝は3時間前からトレーニング(撮影は開幕前日)

「若いころは毎日何時間も練習していたが、今はそんなにやっていない」と言いつつ、1時間ほどショット練習。スタート前も、3時間前にはコースに来てトレーニングを始めるというからビックリです。「早いって?普通だよ。ワークアウトをして朝食を取って、スタート1時間15分前からウォームアップでパットから。同じルーティンを繰り返すだけ」と涼しい顔で帰って行かれました。

午後5時30分。ほとんど人がいないレンジの真ん中で、ドライバーを永遠に打っていたのがPGAツアー7勝のグーセンです。左隣にはスティーブ・ストリッカー、もうレンジにはこの2人しかいません。なんならストリッカーの真横でDJがマイクを握り始め、ギャラリー向けのイベントを始めちゃったり。

2025年 リージョンズトラディション 初日 レティーフ・グーセン スティーブストリッカー
イベントが始まってもずっと練習

先に帰り支度を始めたのがグーセン。「練習はするけど、全然いっぱいじゃないよ。もう体がもたないし」と爽やかな笑顔で答えてくれましたが、もう2時間半も打ってます。充分もってます。最近は1Wの調子が良くないそうで、新しいヘッドを試してカチャカチャ。「世界で40勝近くしてきたから良いキャリアを歩んできたけど、それでもこの1年半は1Wが曲がってあまり良くない。ずっと木の中から打ってるし…。きょうもフェアウェイに行ったのは3回だけ。もっと練習しないと」。ちなみに普段のラウンド後の練習は、1時間半~2時間がアベレージ。「きょうはやり過ぎ。あんまりたくさんはやらないよ」って、レジェンドたちの「たくさん」の定義っていったい…。

2025年 リージョンズトラディション 初日 スティーブ・ストリッカー レティーフ・グーセン
「メシどうする?」

午後6時前、最後まで残っていたのがストリッカー。グーセンと一緒にクラブをしまっていたのですが、なんとレンジの右端に移動しただけ。どうやらDJが気になった模様。帰るグーセンに「きょうメシどこ行く?」みたいな言葉をかけて、また黙々とクラブを振っていました。

今週出場する78人で、合わせてPGAツアー290勝。歴史を作ってきたプロの練習量は、半端ない。(アラバマ州バーミンガム/谷口愛純)

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