吉田鈴「3勝はなかなかできない」 実力を証明するタイトルへの渇望
◇国内女子◇富士通レディース 2日目(16日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉)◇6717yd(パー72)◇晴れ(観衆2097人)
後半12番のグリーンで大歓声が沸き起こった。吉田鈴が7Iでフェアウェイから放った残り148ydの2打目が、ピン手前10ydほどにキャリーしてそのままカップイン。「完璧だった」と自画自賛するショットインイーグルのほか、5バーディ「65」。この日のベストスコアをマークし、46位から通算7アンダー8位へ急浮上した。
「本当に先週からラッキーが続いている」と話すように、前週「スタンレーレディス」最終日には自身初の1ラウンド2イーグルを決めた。そのうちひとつ(17番)も、PWで122yd先のカップに沈めたもの。「完璧なショットが打てたときに入っちゃう感じ」と言うから、幸運だけの“イーグルラッシュ”ではないだろう。
6月「ヨネックスレディス」で初優勝を遂げ、8月「CATLadies」で2勝目を達成した。プロ2年目の大ブレークにも、22歳の上昇志向は増すばかりだ。「(シーズン)1勝、2勝はできる人は多いと思うけれど、3勝、4勝はなかなかできないこと。3勝目に向けてもっと頑張ろうと思っています」と鼻息は荒い。
ルーキーだったちょうど1年前の年間ポイントランキングは53位におり、上位50人を巡るシード争いの渦中にいた。最新のポイントランクは8位につけることも、この1年の成長を実感できる数字。「ゴルフにまだ伸びしろがあると思っている」と、さらなる高みへの道筋を探っている最中だ。
「優勝回数でしかその人の実力を表せないと思うので、本当に優勝したい」。上位に飛び込んで迎える週末に、タイトルに飢えた熱い思いをぶつける。(千葉県緑区/塚田達也)