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大会2勝のベルンハルト・ランガーが今季限りで「マスターズ」引退

PGAツアーチャンピオンズ(米国シニアツアー)で歴代最多の通算46勝を誇るベルンハルト・ランガー(ドイツ)が17日、同ツアーの2024年シーズン開幕戦「三菱電機選手権」(ハワイ州フアラライGC)前の記者会見に出席。歴代覇者として“終身シード”を持つメジャー「マスターズ」(4月11日開幕/ジョージア州オーガスタナショナルGC)への出場はことしが最後になると語った。

ランガーはこれまで同大会に40回出場し、1985年にセベ・バレステロス(スペイン)、レイモンド・フロイドらを抑えて初優勝。ドイツ人として初のメジャーチャンピオンに輝くと、93年にも後続に4打差をつけて大会2勝目を挙げた。20年大会(29位)を最後に予選通過はなく、直近3大会は予選落ちが続いていた。

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ランガーは会見で「(マスターズ引退は)1、2年前から考えていた。毎年プレーするたびに、自分のプレーは試合に出るには(飛距離が)短すぎると感じていたし、ただプレーしているような状態にはなりたくない」と思いを述べた。

「他の選手が9番アイアンを打つようなパー4で、僕は2番ハイブリッドや3番ウッドを打っている。『若手と戦えなくなったら別れの時だ』といつも言ってきたけど、ことしはその時だと思う。息子がキャディをやらせてくれないかと頼んできたので、別れを惜しむにはいい方法だと思ったんだ」と今季限りでオーガスタを去る考えを明かした。

歴代2位の通算42勝を挙げているDPワールドツアー(欧州ツアー)への出場も、地元ドイツで行われる「BMWインターナショナルオープン」(7月4日開幕/ゴルフクラブ・ミュンヘンアイヒリード)が最後になるとし、「(ドイツで)旧友に会って、サポーターにも会って、さよならを言うつもり。チャンピオンズツアーではまだ別れを告げる準備はできていないけど、そろそろ若い選手たちに仕事をさせるべきだろうね。僕はもう十分長いことやってきた」と語った。

2007年からは参戦するPGAツアーチャンピオンズでは、昨季7月のメジャー「全米シニアオープン」でツアー最多の46勝目とシニアメジャー12勝目を達成。自身が持っていたツアー最年長優勝記録も65歳10カ月5日に更新するなど、衰え知らずの強さを見せている。

18日に開幕した「三菱電機―」の初日は5バーディ、1ボギー「68」で回り、首位のビジェイ・シン(フィジー)、スティーブン・アルカー(ニュージーランド)と3打差の4アンダー13位でスタートした。

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