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2023年 マスターズ
期間:04/06〜04/09 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

マスターズを去った“終身シード”のレジェンドたち

◇メジャー第1戦◇マスターズ 3日目(8日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7545yd(パー72)

歴代覇者で“終身シード”を保有するサンディ・ライル(スコットランド)とラリー・マイズが、今大会限りで「マスターズ」から引退する。65歳のライルは42回目の出場。30歳で迎えた1988年大会で33人目の優勝者となり、「全英オープン」(85年)に次ぐ2つ目のメジャータイトルを獲得した。40回目の出場となる64歳のマイズは87年、地元オーガスタ出身者として初の優勝を手に。オーガスタを去った歴代覇者のレジェンドたちを振り返る。

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2016年 トム・ワトソン/当時66歳 (出場43回 優勝1977、81年)

メジャー通算8勝の実力、人徳の高さから「新帝王」と呼ばれる。77年大会はジャック・ニクラスとの激闘を制し、81年大会ではニクラス、ジョニー・ミラーを振り切った。22年から名誉スターターに。

2009年 ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)73歳(52回 1961、74、78年)

61年大会で米国人以外で初の優勝を飾る。出場数52回は大会最多。168cmの小柄な体に黒のウェアが定番で「黒豹」の異名を持ち、65年「全米オープン」制覇でジーン・サラゼン、ベン・ホーガンに次ぐ史上3人目のキャリアグランドスラムを達成。

2006年 ニック・ファルド(イングランド)48歳(22回 1989、90、96年)

14歳の時、マスターズのテレビ中継で見たニクラスに憧れてゴルフを始める。ステディなプレースタイルで89、90年大会でニクラスに次ぐ2人目の連覇(後にタイガー・ウッズが3人目になる)を達成した。

2005年 ジャック・ニクラス(米国)65歳(45回 1963、65、66、72、75、86年)

史上最多のメジャー18勝を誇る「帝王」。マスターズでは65、66年に史上初の連覇を達成するなど大会最多の6勝。86年の最後の優勝は長男をキャディに「46歳2カ月」の最年長Vだった。

2004年 アーノルド・パーマー(米国)74歳(50回 1958、60、62、64年)

50回連続出場は大会最長記録、4勝はニクラス、ウッズに次ぐ3位。テレビの普及と歩調を合わせ、ゴルフをメジャー競技に押し上げた第一人者で、攻撃的なプレースタイルから「アーニーズ・アーミー」と呼ばれるファンを引き連れるなど圧倒的人気を博した。

1983年 サム・スニード(米国)70歳(44回 1949、52、54年)

1965年までに挙げた米ツアー通算82勝はウッズと並ぶ歴代1位。名誉スターターを務めた02年に脳卒中のため他界した。

1973年 ジーン・サラゼン(米国)71歳(34回 1935年)

開催第2回の35年大会で優勝し、史上初のキャリア・グランドスラマーとなる。同大会最終日の15番パー5でアルバトロスを達成し、同ホールのフェアウェイ、グリーンをつなぐ橋は「サラゼンブリッジ」と呼ばれる。サンドウェッジの発明者でもある。

1967年 ベン・ホーガン(米国)54歳(25回 1951、53年)

2回目の優勝を飾った53年には「全米オープン」「全英オープン」も制して、年間メジャー3勝を達成。スイング理論、リズムの信奉者が多く「史上最強ゴルファー」に推す声もある。

1966年 バイロン・ネルソン(米国)54歳(29回 1937、42年)

第1回(1934年)と3回大会優勝のホートン・スミスに次ぐ史上2人目の複数回優勝者。「全英オープン」を除くメジャー5勝を含む米ツアー52勝。名前を冠した米ツアー競技「AT&Tバイロン・ネルソン」があり、2002年には丸山茂樹が優勝を飾っている(当時バイロン・ネルソンクラシック)。

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