フィル・ミケルソンが連覇と2週連続優勝に挑む!
GDOSHOP.com店長が行く! 「2002PGAマーチャンダイズショー」レポート
あのうわさのクラブを激写してきたぞ!
2002年1月24日から27日まで、フロリダ州オーランドでPGAマーチャンダイズショーが行われた。東京からシカゴ系由でオーランド入りすると、とても暖かくコンドミニアムのプールでは夜にも関わらず子供がプールで泳いでいた。残念なことに24日、25日のみ取材にきたのでゴルフは無し・・・
ここに集う観光客はショーの合間を縫ってのゴルフを心から楽しみにしているようで、会う人会う人がフロリダのゴルフについて語ってくる。中でも印象的だったのはターフの取れ方がPGAツアーのようだと喜んでいた人がいたことである。確かに日本でのプレーばかりの私はテレビでPGAツアーを見ていて何故あのようなターフがとれるのか疑問であった。こちらの芝では一般的なヘッドスピードでも大きいターフが綺麗に舞い上がるそうだ。
暖かい空気、プールから聞こえる歓声、風に揺らぐ椰子の木を横目に会場に入り浸りの少し心残りの旅だったが、このターフの話は脳裏から離れず必ずターフを舞い上がらせにもう一度来てやると自分に誓った。
さて、ショーはうわさ通りの大スケールだが、テロの影響なのか人出は少なく効率良く回ることができた。中でも一番大きなブースを構えていたのがナイキ、タイトリスト、テーラーメイドの3社。ここは人でごった返していた。最新の用具についていくつか紹介しましょう。
【ナイキゴルフ】
275cc、350cc、400ccの3種類がラインナップ。米国では275cc、350ccは2月末~3月上旬、400ccは6月に発売予定とのこと。日本では275cc、350ccは3月下旬までに発売予定だが、400ccは未定とのこと。ヘッドが大きくなるにつれ少しづつフックフェースになっていく感じだが、上から見た形状はどことなく975Jに似ている。ヘッドが小さくても安心感があり、なんとも飛びそうな雰囲気だ。
アイアンはブレードを発表。スウォッシュマークのみの非常にシンプルなデザイン。バックフェースだけを見ているととても難しそうだが、構えてみると若干グースがかかっていてこれなら打てるという気にさせてくれる。構えたときのイメージはゴルフクラブにとって非常に重要で、いかに研究してこのアイアンを出してきたのかが伺える。
アイアンからウェッジまで繋がるイメージがもてるウェッジ。ロフトとバンスは以下の4通り。(53°、9°)(56°、14°)(58°、14°)(60°、9°)。ウェッジもアイアン同様にプロモデルにしては若干グースが利いており、バンスも多めなことから最近の出っ歯でバンスの少ない流行のモデルと少し違った感じを受けた。ボールがラフに浮きやすい日本の芝には合いそうな一品である。まさに欲張りな人のためのオールマイティなウェッジという感じを受けた。
【テーラーメイド】
アメリカでのウッドではスチールの使用率が未だ非常に高い。それを意識してか、テーラーメイドではスチールヘッドのディスプレイが目立った。300シリーズはブラックであったが、200シリーズはスチールそのままの色を大事にしており一目ぼれしてしまった。是非試したい一品だ。
とても気に入ったキャディバッグがあったので、思わず写真をとらせてもらった。日本では発売するかは未定とのこと。テーラーメイドの人にはこれは日本で受けるから是非発売してねとお願いしてきた。
【タイトリスト】
<ボール>
プロV1といえば誰しもがご存知のボール。このプロV1がパワーアップして登場。まずプロV1 Advanceは初代に比べディンプルが少し深くなっているとのこと。大きな性能の変化はないが空力をより研究してきているようだ。写真右側が新発売のプロV1スター。こちらはプロV1ではバックスピンがかかり過ぎるというなんとも羨ましいプロたちの要望に応え開発されたそうで、プロV1よりも若干スピン量が減りアプローチでは距離感がつかみやすくなっている。ドライバーでの直進性もアップしており、曲がりが少なくなっているようだ。
<アイアン>
690MBというブレードアイアンに加え、キャビティのモデルが2機種新登場。写真左の690CBはヘッドサイズがタイトリストにしては大きめに感じられた。これならアマチュアゴルファーでも安心して振っていけるという仕上がり。写真右が731PM、キャビティ部分が少なく難しい感じをうけるPMはフィル・ミケルソンモデル(PMはミケルソンのイニシャル)、なんと左用しか作らないというこだわり!レフティの方には今から待ち遠しい商品。
<パター>
黒いモデルはスタジオデザイン2.5、1.5のような形状をしておりソール幅が若干広くなり安定感を増している。シルバーのモデルがスタジオ・ステンレス。ニューポート的なヘッド形状に人気のスタジオデザイングリップを装着。人気沸騰間違いなしといったところだろうか。