昨年彗星のように現れツアー初優勝を果たしたトム・ルイスが連覇に挑む（Richard Heathcote /Getty Images）

欧州ツアーの第39戦「ポルトガルマスターズ」が、10月11日（木）から14日（日）までの4日間、ポルトガルにあるオセアニコヴィクトリアゴルフコースで開催される。

昨年大会は、イングランド期待の新星、トム・ルイス（当時20歳）がプロ転向後3試合目にしてツアー初勝利を達成。4打差を追って迎えた最終日に「65」とチャージをかけ、逆に2打差をつけての大逆転劇に世界のゴルフ界が沸いた。

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そして、大会連覇を狙う新星に負けず劣らず現地を賑わせているのは、2週間前の「ライダーカップ」で欧州選抜に連覇をもたらした歴戦の戦士たちだ。マーティン・カイマー（ドイツ）、フランチェスコ・モリナリ（イタリア）、そしてキャプテンを務めたホセ・マリア・オラサバル（スペイン）が今週、参戦を予定している。

カイマー、モリナリともに2日目までのダブルス戦ではポイントを奪えず、欧州劣勢の“戦犯”扱いとされていたが、2人は最終日のシングルス戦では最後の2組を任され、カイマーがフィル・ミケルソンを破り、モリナリが最終組でタイガー・ウッズと引き分けに持ち込んで勝利を確定。境遇は一転し、逆転勝利の象徴的存在となっていた。その栄光の瞬間から、1週間の休息を経て迎えた今大会。周囲の期待に応えることができるか注目だ。

【主な出場予定選手】
T.ルイス、F.モリナリ、E.モリナリ、M.カイマー、A.キロス、D.クラーク、M.A.ヒメネス、A.ハンセン、M.マナッセロ、H.ステンソン、J.M.オラサバル