渋野日向子が今季初の米本土初戦へ

◇米国女子◇JTBCクラシック presented by バーバゾル 事前情報◇アビアラGC （カリフォルニア州）◇6609yd（パー72）

シンガポール、タイとアジアシリーズを終えたツアーは、シーズンスタートのフロリダ3連戦以来となる米本土へ。2010年から「キア・クラシック」として定着した大会が、衛星放送やケーブルテレビ向けに放送を行う韓国のテレビ局「JTBC」を新たな冠スポンサーに迎えて24日（木）に開幕する。

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無観客開催だった昨年は朴仁妃（韓国）が初日から単独首位を一度も譲らない完全優勝を飾った。翌週に今季メジャー初戦「シェブロン選手権」を控える一戦とあって、フロリダ参戦を見送った世界ランキング1位のコ・ジンヨン（韓国）ら実力者たちがエンジンをかけていくタイミング。世界ランクのトップ10（エントリー時）ではネリー・コルダ（2位）と笹生優花（9位）が出場を見合わせた。

2019年大会を制した畑岡奈紗はアジア2連戦を11位、12位とまずまずの結果で終えて主戦場に戻ってきた。米女子ツアーのコースとしては珍しくアップダウンに富み、ポアナ芝のグリーンも厄介なアビアラGC。持ち前のショット力で攻略して悲願のメジャー制覇に弾みをつけたい。

対策怠りなし

日本勢では今季から本格参戦の渋野日向子が米国での初陣。予選カットのないアジア2試合はいずれも推薦出場でポイント加算がなかったものの、2週前の「ホンダLPGA」では8位に食い込んだ。まずはシード確保を目標に掲げるルーキーシーズンが本格化していく。

古江彩佳は「HSBC女子世界選手権」から3週ぶりの試合。今年最初の2試合はきっちり予選通過を果たし、上位争いに加わる場面もあった。芝質をはじめ、フロリダとはガラリと変わるコースで対応力と安定感の見せどころだ。

＜主な出場予定選手＞
朴仁妃、コ・ジンヨン、リディア・コー、アリヤ・ジュタヌガン、畑岡奈紗、レキシー・トンプソン、ミンジー・リー、キム・セヨン、ダニエル・カン、ジェシカ・コルダ、イ・ジョンウン6、キム・ヒョージュ、古江彩佳、渋野日向子