前回大会を制したのはアン・ソンジュ。今年、米国女子ツアーへの扉を開くのは？

◇米国女子◇TOTOジャパンクラシック 事前情報◇太平洋クラブ美野里コース（茨城）◇6506yd（パー72）

日本女子ツアーが特別公認する唯一の米国女子ツアー「TOTOジャパンクラシック」は、11月4日から3日間に渡り開催される。両ツアー賞金ランク上位の計78人がエントリー。今年度より、三重県の近鉄賢島カンツリークラブから茨城県の太平洋クラブ美野里コースに舞台を移しての実施となる。

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米国ツアーのスケジュールでは、6週連続に渡るアジアシリーズの最終戦。前週開催のマレーシアから多くのトップランカーたちが来日し、主要タイトルを争う世界ランク1位のリディア・コー（ニュージーランド）と、同2位のアリヤ・ジュタヌガン（タイ）らが出場する。コーは、当時アマチュアだった2013年5月「ワールドレディス」以来の国内参戦。日本ツアーメジャー2勝のチョン・インジ（韓国）、日本でもお馴染みのポーラ・クリーマー、カリー・ウェブ（オーストラリア）らが出場予定だ。

米国ツアーから出場する日本人は、野村敏京、宮里美香、宮里藍の3人。最新の賞金ランクで65位につける宮里藍は、欠場者が出た繰り上がりにより5年ぶりの出場。日本でのプレーは、2015年10月「日本女子オープン」（予選落ち）以来となる。

日本ツアーからは、2週間前「富士通レディス」終了時点の賞金ランク上位35人が出場。前年優勝のアン・ソンジュ（韓国）、賞金タイトルを争うイ・ボミ、笠りつ子、鈴木愛、申ジエら、ツアーの主役たちが勢ぞろいする。

初日の組み合わせは、宮里藍はリュー・ソヨン（韓国）、国内賞金ランク3位の笠りつ子と同組に。コーは国内賞金ランク1位のイ、12年大会覇者のステーシー・ルイスと同組でプレーする。

今大会の優勝者には、米国ツアーの来季シード権が与えられる。かつて上田桃子は2007年大会を制し、翌08年から13年まで米国ツアーを主戦場にした。米国ツアーを目指す選手にとっては、今週の優勝が夢舞台への最短ルートとなる。

【出場予定選手】
■米国ツアー
リディア・コー、アリヤ・ジュタヌガン、チョン・インジ、野村敏京、ステーシー・ルイス、レクシー・トンプソン、カリー・ウェブ、イ・ミヒャン、宮里藍、宮里美香、ポーラ・クリーマー

■ 日本ツアー

アン・ソンジュ、イ・ボミ、申ジエ、笠りつ子、鈴木愛、キム・ハヌル、テレサ・ルー、渡邉彩香、李知姫、堀琴音、松森彩夏、柏原明日架、成田美寿々、ささきしょうこ、上田桃子、福嶋浩子、岡山絵里、表純子