米国女子&欧州女子ツアー共同開催「エビアンマスターズ」最終日
2002年 エビアンマスターズ
期間:06/12〜06/15 場所:エビアンマスターズGC(フランス)
4日間でボギーは2つだけ。A.ソレンスタンムが今シーズン5勝目!
米国女子ツアー「エビアンマスターズ」は、フランスを舞台に試合が行われている。今週は男子ツアーが全米オープンということで、ゴルフファンの話題はどうしても、そちらの集中しがちだ。本命タイガーが初日から首位に立ち、逃げる展開。女子の試合では女王A.ソレンスタムが、タイガーよりも一足早く、逃げ切って優勝した。
16アンダー、2位に4打差で最終日を迎えたソレンスタムは、4バーディ、1ボギーで19アンダーまで伸ばし、今シーズン5勝目、ツアー通算36勝目を上げた。同じ最終組でラウンドした金美賢、C.カーの追い上げはなく、ソレンスタムは終始マイペースなゴルフに徹した。
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ソレンスタムを脅かすことはできなかったが、大きくスコアを伸ばしたのはソレンスタムと同じスウェーデン出身のM.ヨースだった。前半3つ伸ばし、後半には11番から3連続、16番からも2連続でバーディを奪い15アンダー2位に浮上した。
コースレコードの63にあと一歩というところで、最終18番では2メートルのバーディパットを外してしまった。ヨースは昨年も最終日にスコアを伸ばし、優勝したR.テスキに1打差の2位。この大会、このコースとは相性がいいようだ。
そして相性がいいと言えば日本の小林浩美を忘れてはいけない。1997年、当時は欧州女子ツアー単独で開催されていたこの大会で優勝しているのだ。今シーズン調子が上がらず苦しんでいた小林だが、今大会は日を追うごとにスコアを伸ばしてきた。
前半3バーディを奪い勢いにのるかと思われたが、10、13番でボギーを叩いてしまった。最終18番はバーディを奪ったが、スコアを2つしか伸ばせなかった。通算6アンダーで順位を1つ下げて19位となった。
また、初日3アンダーと好スタートを切った福嶋晃子は、2日目以降アンダーパーを記録することができなかった。今大会の福嶋はボギーが目立つのだが、最終日は5バーディを奪いながらもボギーを4つ、ダブルボギーも1つ叩き出入りが激しかった。
次週は米国に舞台を戻し、ウェグマンズ・ロチェスターインターナショナルがニューヨークで開催される。