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李英美、ガマンの逃げきり優勝

3人が5アンダーで並んでの最終日スタート。しかし前半好調だった永田富佐子はインに入ってから崩れ、またトーナメントをリードした原田香里もやはり後半になって不調。後からついていく形となった李英美が結局スコアを3つ伸ばして優勝をとげた。

永田富佐子はアウトを33。しかしインに入って3ボギー。「ずいぶん貯金したのに、インで全部ハタいてしまった。パワーがなくなってしまったというか・・」
原田香里もアウトでボギーなしの4バーディ。しかしインでは2ボギー。「今日はイタダキだなと思ったんですけど。2勝したかったんだけどなー」

李英美はじっとガマンをしているうちに、上の2人がバタバタ崩れていった形。「自分が優勝するという気持ちはぜんぜんなかったんです。嬉しいですね」
ついたキャディがあまりゴルフを知らない人だった。迷惑をかけないようにいろいろ教えながのラウンドで、スコアボートを見る余裕もなかった。原田がボギーとした16番で、始めて自分がトップと知ったと言う。 「この優勝で余裕ができたから、これからはイライラしないでゴルフします」

李英美はこれまで優勝5回。96年には2勝をあげている。しかし昨97年は惜しいところで優勝を逃がし続け、今年も優勝争いに顔は出すものの、なかなか勝機がつかめなかった。ようやくの勝利だ。

福嶋晃子はアウトで7アンダーまでスコアを伸ばしたが、後半でもたついてしまっての71。4位タイに終わった。とはいえ全体の感触は良好。来週以降が楽しみになった。

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1998年 東都自動車レディースプロゴルフトーナメント



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