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高又順、3年ぶりツアー勝利

伏兵・ト阿玉が伸ばした。武田久子も後半は追い込んだ。しかし韓国の高又順は着実にバーディを重ね、上がり2ホールでもダメ押しの連続バーディ。上がってみれば2位に4打差をつける堂々の逃げきり勝利。97年那須小川レディス以来、3年半ぶりのツアー優勝を飾った。

「優勝したいと夢にまで見ていました。ホント、嬉しい」と高又順。余裕をもって18番のグリーンに上がったときは涙がこみ上げて来た。「でもなんとかガマンしました」

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18番のバーディパットも、本当は入れる気がなかったのだという。「カップの近くに置いてウィニングパットを残しておこうと思ったのに入ってしまった」

前半、ノーボギーのプレーだった。スコアボードを見ると、他が伸びていない。「後半もノーボギーで終えたら優勝だな、と思ってたら、途中でト阿玉さんが6アンダー(この時点で2打差)になってる。ビックリしました・・」

先週優勝の大場美智恵が「諦めちゃダメですね」と優勝スピーチで言った。その通りだと高又順も思う。「17番のバーディで優勝できると思った。そしたら18番のティショットがすごいナイスショト。いい時のゴルフは18番のパットみたいに入れる気持ちがなくても入ってしまう。普段は入れたい入れたいと思っても入らないんですけど」

来年は米ツアー受験も計画している。アメリカの選手相手に頑張れる自信もある。しかし今、本当に欲しいのは、実は子供だともいう。来週は韓国での試合。足の不自由な母(76歳)に何か買ってあげたい、とも言った。

不動裕理は3バーディ、2ボギー。「アプローチが。下手くそでした。でもアンダーパーで回れたんでヨシとします。1打1打を考えて、すごく粘れた3日間だったんですが、でも終わってみると、すごくもったいない感じもするんです」

来週の日米対抗(シスコワールドレディス)ではキャプテンに選出されている。「名前だけです。私の頭の中にはもっとふさわしいキャプテンがいっぱいいますから。だからあんまりキャプテンという意識はないんです」

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2000年 樋口久子・紀文クラシック



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