国内女子ツアー第6戦「ヴァーナルレディース」が5月16日（金）から18日（日）までの3日間、福岡県の福岡センチュリーGCで開催された。このトーナメントは、賞金総額が1億円。女子ツアーの平均的な試合の倍、優勝賞金も2倍の1,800万円となっている。

その高額賞金を手にしたのはベテランの具玉姫。伸び悩む最終組を尻目に、最終日に4ストローク伸ばした具が6アンダーの逆転優勝を決めた。スタートの1番でボギーを叩いた具だが、続く2番でバーディを奪い、中盤連続バーディでスコアを伸ばした。

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同じ韓国の高又順や台湾の曽秀鳳は、今回も優勝を逃してしまった。対照的に優勝した具は、最終日にスコアを伸ばし逆転優勝することが多い。昨年の少ないチャンスを逃さず2勝、この差は経験だけなのだろうか。具はこの勝利でツアー通算22勝目となった。

2打差の単独2位には、最終日に2ストローク伸ばした高又順。前半の4、6番ホールでバーディを奪った高だが、後半は全てパー。勝負どころで伸ばせなかったため韓国の先輩、具に逃げられてしまったのだ。

日本勢で最も順位が良かったのは、3アンダー3位タイの白戸由香。バーディ、ボギーの繰り返しになったが、最終18番は約5メートルのバーディパットを入れてスコアを1つ伸ばした。先々週のカトキチに続き今シーズン2度目の3位タイ。賞金の高いこの大会で3位に入り、今シーズンのシード権獲得はすでに獲得したようなものだ。

賞金争いは今週の獲得金額を加え、具がトップに立った。4年連続女王の座を狙う不動は、ここ2週間上位につけているが、スコアの伸ばし方が地味だ。そろそろ最終日の爆発力を見せてもらいたい。