初勝利に王手! 穴井詩のクラブセッティング
2012年 富士通レディース
期間:10/12〜10/14 場所:東急セブンハンドレッドC西コース(千葉)
穴井がツアー初勝利に王手! 木戸が2位浮上
◇国内女子◇富士通レディース 2日目◇東急セブンハンドレッドC西コース(千葉)◇6,635ヤード(パー72)
単独首位からスタートした穴井詩が3バーディ、1ボギーと2つ伸ばし、通算9アンダーでその座を堅守。初日からの流れを最後までキープし、後続に3打差のリードをつけてツアー初勝利に王手をかけた。
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通算6アンダーの単独2位には、「68」をマークして10位タイから急浮上を果たした木戸愛。2週前の「日本女子オープン」に続き、2試合連続となる最終日最終組から逆転を狙う。通算5アンダーの3位タイに、この日のベストスコア「66」をマークした井芹美保子をはじめ、山村彩恵、福田裕子、韓国の李知姫、リ・エスドの5人。ルーキーの比嘉真美子は5つ伸ばし、通算4アンダーの8位タイに浮上。ホステスプロの藤本麻子は、アン・ソンジュ(韓国)らと並び通算2アンダーの12位タイ。横峯さくらは通算1オーバーの33位タイで決勝ラウンドに進んだ。
<マスクを外した穴井詩が首位をキープ>
大会初日のラウンド中、周囲に風邪のウイルスをまき散らすことを心配しマスクをしたままだった穴井詩が、2日目はマスクをせずにラウンドした。「体調は昨日より少し悪いです」というが、外した理由を聞くと「周囲の方々からアドバイスをいただきまして・・・」と、最終組で首位スタートとなるためテレビに何度も映ることを考慮した判断となった。
「鼻水だけじゃなくて咳も出始めちゃって」と打ち明けるが、この日は3バーディ、1ボギーとスコアを2つ伸ばして通算9アンダー、2位に3打差の単独首位で最終日を迎えることになった。今季初めて首位で2日目を迎えた「フジサンケイレディスクラシック」では2日目に41位タイまで後退したが「フジサンケイの悪夢は取り除きました。次はニトリの悪夢をぬぐいたい」と、2日は2位に踏ん張ったが、最終日に5位に終わった「ニトリレディス」の苦い記憶を乗り越えての優勝を狙う。
この日の最終18番ではティショットを右サイドの斜面に打ち込んだが、残り120ヤードで7番アイアンを短くもって振り切った2打目はピンの右6メートルに着弾。バーディを奪うことは出来なかったが「私、斜面から打つことも多いのでグリーンを捉える自信はありました」とトラブルショットを難なくこなし、笑顔のホールアウトとなった。