三田村昌鳳が語る日本女子オープンゴルフ選手権競技(3)
2004年 日本女子オープンゴルフ選手権競技
期間:09/30〜10/03 場所:広島CC 八本松コース(広島)
唯一のアンダーパー!女王不動が単独首位
広島県にある広島カンツリー倶楽部八本松コースで開催されている、国内女子ツアー第23戦「日本女子オープンゴルフ選手権」の3日目。日本の最高峰を決めるに相応しく難しいコースコンディションの中、3日間を通してアンダーパーでラウンドしたのは、女王不動裕理だけだった。
前半2番から4番まで3連続バーディで飛び出した不動。しかし中盤は、ボギーが先行する苦しい展開となったが、終盤16番パー4、グリーンエッジからカップまで距離のない第3打目のアプローチをねじ込むと、続く17番でもバーディを奪い再びペースを取り戻す。最終ホールをパーで締めて通算3アンダー2位以下に4打差をつけて、「日本女子オープン」初制覇に王手をかけた。
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そして、1オーバーの単独2位で追いかけるのは呂曉娟。この日3バーディ1ボギーの安定したゴルフでスコアを伸ばして7位からゴボウ抜き。春先に制した「カトキチクイーンズゴルフトーナメント」以来の優勝を目指す。
また、2オーバーの3位タイには1つスコアを伸ばした中野晶とルーキーの横峯さくら。不動と最終組の1つ前をラウンドした横峯は、序盤3、4番で連続バーディを奪うも、その後はボギーが続き前半をイーブンパーで折り返す。後半に入っても流れを呼び戻せなかった横峯は、この日スコアを2つ落としてしまった。
そのほかアマチュア対決では、諸見里しのぶが難コースの中、14番までで5つスコアを伸ばす猛チャージを見せた。だが、15、16番で連続ボギーをたたいてしまったが、この日スコア「69」をマークして、通算6オーバーの9位タイまで浮上した。決勝ラウンドに駒を進めている宮里美香、有村智恵は通算15オーバーの52位タイどまり。諸見里がベストアマに大きく前進している。