【GDO EYE】トム・ワトソンから大会関係者に「感謝している」
1997年 ダンロップフェニックストーナメント
期間:11/20〜11/23 場所:フェニックスCC(宮崎)
ワトソン首位キープ、パリーが並走
気温も上がりようやく薄日も見えてきたフェニックスCC。この試合は雨じゃ雰囲気が出ません。前日首位に立ったトム・ワトソンが依然としてトップを堅持しています。
ワトソンは出だしをバーディと幸先よくスタートしたものの6番ショートでボギー。以後これもショートホールの17番までバーディなし。 「昨日ほどパットが入らなかった。4ホールで短いパットを外してしまった。昨日の好調(26パット)と今日の不調(32パット)をならすと平均的なパットになってしまったね。これから練習グリーンでフィーリングを取り戻しに行くよ」とワトソン。
優勝スコアは11アンダーから12アンダーと読んだ。「このコースで風がなければ、もっと伸ばしてくる選手もいるかもしれない」
日本オープンチャンピオンのクレイグ・パリーはボギーとバーディが交互にくる忙しいラウンド。しかし15番16番の連続バーディが効いて2アンダーにまとめた。 「長い1日だった。ゴルフの調子は悪いのにスコアはいい。ドライバーがどこに行くかわからないので不安だ」
この日、9ホールで1パット。すべてはパットのおかげだという。優勝スコアは12アンダーくらいと予想した。
このパリー、実は32フィートという大型ボートのオーナー。いわゆるエンジン付きのヨットのようなものなんでしょうね。日本オープンの賞金を獲得する前に奥さんが買ってしまったのだとか。 「プレーしていないときは、これに乗っていると思っていいよ。この前はシドニー湾で65時間、航海したんだ」
あんまり顔に似合わないような気もしますが、優雅です。
オラサバルが猛烈に追い上げてきました。日本勢では唯一本命ジャンボがなんとか69として追い込み態勢に移っていますが、トップとの差は3。首位が崩れてくればチャンスあり?