<40代は惑える戦士。せつないかな、誰もが藤田や谷口になれるわけではなくて・・・>
1999年 〜全英への道〜ミズノオープン
期間:06/24〜06/27 場所:瀬戸内海GC(岡山)
渡辺司は届かず、エレラ逃げきり
前半リードを広げたコロンビアのエドアルド・エレラ。終盤になって思わぬ崩れを見せかけたが、しかし渡辺司は付け込むことができなかった。95年以来毎年1勝を上げているエレラはこれがツアー5勝目となった。
アウトは4バーディ、1ボギーとスコアを伸ばしたエレラだったが、13番で「この1週間で唯一のミス」というバンカーホームランのダブルボギー。しかし17番で7メートルを放りこんで渡辺を突き放した。
勝負を決めたこの17番のバーディも「こちらからプレッシャーをかけてやろう、そのためにはバーディ」と計算づくだったという。その計算通りにボールが転がってくれた。
渡辺司にとってはバンカーから寄らず入らずの17番で勝ちがなくなった。「見ての通りです。ショットはなんとか通用するようになったが、パターが入らない。パターの修行をして出直します。悔いは残るけど仕方ないです・・」
優勝したエレラは全英シリーズの獲得賞金が約2094万円。これまでの獲得額が少なかったため「上位4人」には該当せず「ミズノ最上位」の資格で全英オープンに出場する。順位は変動したものの先週までの上位4人、細川和彦、米山 剛、片山晋呉、金鍾徳の4人がそのまま出場権を獲得した。
細川和彦は150万円の上乗せで文句なく出場確定。「優勝してではなく賞金獲得額で上位4位に入ったのが嬉しい。これで2年連続、これも嬉しい。でも太陽が欲しいなー・・」 スコットランドに太陽が照ってほしいという。「ま、どっちに転んでも出るからには攻めるしかない。頑張ります。皆さんを寝不足にさせるよう頑張ります」
3位でホールアウトした米山剛もトップ順位で確定。「調子がいいし、この勢いで全英でもやりたい。全英がどういう試合なのか、自分のゴルフがどう通用するかもわからない。わからないことだらけだけど、でも試してみたいですね」 経験者のエレラや細川に教えてもらうつもりだという。
金鍾徳も確定した。「崔京周と2人で出場できる。楽しみです。本来ならクォリファイからトライしなければならないのに、いきなり出場できる。本当に嬉しい」