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片山が今季4勝目をビッグタイトルで飾った

片山晋呉が逃げ切った。最終日を68としてトータル9アンダー。2位の宮瀬博文に3打差をつけての快勝となった。初日いい感触をつかんでいたジャンボ尾崎は伊沢利光と並んで5アンダー3位。尾崎直道佐々木久行は5位タイとした。

賞金レースは、残すところ1試合となったが、片山晋呉は今季終盤の撒き返し(日本シリーズ・ダンロップ優勝)で獲得賞金は一気に159,116,489円。今回10位で199万円しか加算できない佐藤信人を約440万円の差をつけて抜き去り、Qスクール受験のため渡米中の谷口徹には7,713,253円差まで迫った。

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今朝は5年間見てもらっているコーチ・江連忠に、2ヶ月ぶりに見てもらった片山晋呉。「最終的なチェックで“大丈夫だよ。あとはインパクトで強弱するんじゃなくて、振り幅でコントロールするように”って言われました。今日はその一言だけ。いつも優勝争いしていても言葉が多いんですけど早く終わったんで、それなら大丈夫かなと思いました」 お陰で安心してスタートホールに立てて、流れは自分にあるというつもりでプレーすることが出来た。

「日本タイトル狙っていました。昨年負けたのはすごく悔しくて、悔しくて。絶対チャンピオンフラッグを自分で持つ。去年のこの日曜から、持っているところだけをイメージして1年間来ました」 今回は賞金王争いも絡む中、狙って勝てたという実績がフェニックスとはまた違った自信につながることだろう。

「タスキ・・・。今日も持っていたんですけど、あのグリーン上では難しくて、ドキドキする心臓を抑えるのが精一杯でした。ゴルフは僕一人じゃ微々たる力でしかないですけど、でも僕が何かすることによって一人でも見に行こうと思ってくれる人がいればいいなと思っています」

片山を追いかけていた宮瀬博文は16番のバーディで2打差になった。残りも続けてバーディを…と思った矢先に17番セカンドショットをダフってボギーを叩き、片山はここをバーディとした。「諦めてはなかったんですけど、しょうがないですね。晋呉は完璧でしたね。自分の4日間には満足しています。体も疲れていないし、あと1試合頑張りますよ」

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