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ボチボチのはずが優勝!伊沢がシーズン4勝目を上げた

国内男子ツアー「ブリヂストンオープン」の最終日。首位でスタートした伊沢利光は、ブッチギリの逃げ切り優勝を狙った。しかし、前半9ホールはパーオンしても、17パットを叩きバーディを1つも奪えなかった。一時は前半からスコアを伸ばした中嶋常幸に首位を奪われたが、10番ホールで10メートルほどのパットを沈め、11番でもバーディ。14番でも8メートルを決めて14アンダーで完全に抜け出すことに成功した。

最終18番は3番ウッドで残り250ヤードを果敢に狙いグリーン手前まで運んだ。バーディパットは外したが、14アンダーで逃げ切り、今シーズン4勝目、賞金王に向けまた一歩前進した。

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「昨日の予定とだいぶ違いましたね。一緒に回っているレイコックより、中嶋さん、ジャンボさんの方が気になりました。いいゴルフしてるんだろうなと。今週はボチボチのはずが、一番良い結果になりましたね。思ったよりクラブが振れてないんで。底力というよりは、やっと優勝って感じですかね」

優勝した伊沢に1打足りず単独2位になったのはジャンボ尾崎。前半に2つ、後半に入ってもスコアを伸ばしたジャンボだったが、勝負どころの14番でボギーを叩き、伊沢に遅れをとってしまった。それでも15、18番でバーディを奪い師匠としての意地を見せた。

「惜しかったけどね。14番の攻防だね。あそこでボギー、バーディだろ。まあ、しょうがない。今週パットはいいのもあったけどなあ、8番で短いの外したしなあ。チャンスだから一生懸命やってるけど、それだけじゃなかなか上手くいかない」

2日目に単独首位に立った中嶋常幸は、1番ボギースタートとなったが、2番パー5でイーグル。7番から3連続バーディで12アンダー単独首位に踊り出た。しかし。14番でティショットが木の根元に行き、ダブルボギーとなった。その後もスコアを伸ばせず、10アンダー6位タイで終った。

また、昨年11アンダーで5位に入ったアマチュアの宮里優作が、7バーディ、ノーボギーとスコアを大きく伸ばした。通算スコアは昨年と同じ11アンダー、順位を1つ上げ4位に入った。同じく4位には、決勝ラウンドに入り67を連発した田中秀道が入っている。

一昨年の優勝者、丸山茂樹はイーグルを奪うが、ダブルボギーを叩くなど今ひとつゴルフが噛み合わず、6アンダー17位タイで終った。「やっぱり今週はちょっとしんどかったですね。自分なりに楽しい一週間だったけど、でもやっぱり万全な形にして来ないと、ちゃんとできなかったなあという感じ。伊沢さんにも迷惑かけないように、次(ワールドカップ)は、ちゃんとゴルフ場の下見して、万全な形でのぞみたい」

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2001年 ブリヂストンオープンゴルフトーナメント



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