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バンカーショットで決めた、久保谷が片山を下した

日本プロゴルフ選手権は70回の記念大会にふさわしく白熱した優勝争いになった。

首位から3打差に9人、混戦状態の中から誰が抜け出すかと思われた最終日。9アンダーで久保谷健一片山晋呉が並び、プレーオフに突入。2ホール目に久保谷がバーディを奪い決着がついた。

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4アンダー5位グループからスタートした久保谷は、前半に4ストローク伸ばし単独首位に立った。その後はピンチもあったがパターが好調でスコアを崩すことはなかった。

そして17番パー5、ほとんどの選手がグリーン手前に刻む中、持ち前の飛距離を生かし2打でグリーン奥に持ってきた。返しの3打目は惜しくも入らなかったが楽々バーディ、片山に並びプレーオフに突入したのだ。

その2ホール目の17番ホール、片山は2打目でフェアウェイに運び3打目でピン横3メートルにオン。対する久保谷はバンカーからの3打目でピン横30センチにピタリとつけた。97年に2勝を上げて以来のツアー3勝目は、名誉ある日本プロのタイトルになった。

一方、敗れはしたが大健闘を見せたのが片山晋呉だった。3アンダーからスタートした片山は「9アンダーまで伸ばして、プレーオフに持ち込む」と試合前にキャディに話していた。

15番でピン奥からの下りのバーディパットを沈め目標の9アンダーに伸ばしたが、続く16番はボギー。しかし、17番でバーディを奪い再び9アンダーまで伸ばし力のこもったガッツポーズを見せていた。

プレーオフに1打足りなかったが、韓国のS・K・ホも健闘した。得意のパットでパーを拾い、スコアを崩さずに踏ん張った。そして7度目のタイトルを狙ったジャンボ尾崎も1打届かなかった。午前中降った雨の影響でライが悪く、ピンに絡むショットを量産することができなかった。

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2002年 日本プロゴルフ選手権大会



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