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ハン・ジュンゴンがツアー初勝利! 石川は3位に終わる

岡山県のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部で開催されている、国内男子ツアー第8戦「~全英への道~ミズノオープン」の最終日。通算7アンダーの単独5位からスタートしたハン・ジュンゴン(韓国)がホールインワンを含む1イーグル、4バーディの「66」をマーク。3打差を逆転し、通算13アンダーでツアー初勝利を手にした。

通算12アンダーの単独2位はキム・キョンテ(韓国)。通算10アンダーの3位タイに、石川遼ベ・サンムン(韓国)が続いた。石川は一時単独首位に立ったものの、12番で痛恨のトリプルボギーが叩き後退した。有資格者を除いた上位4名に与えられる「全英オープン」出場権は、ジュンゴン、サンムン、単独5位のブラッド・ケネディ、6位タイのプラヤド・マークセン(タイ)が獲得している。

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<19歳のジュンゴンが憧れのキョンテをかわして勝利>

最終組では石川遼とキム・キョンテ、ベ・サンムンといった韓国を代表する若き2人の選手が戦っているその一組前でプレーしたハン・ジュンゴン。223ヤードの3番パー3ではロフト角17度のユーティリティを使用し、ホールインワンを達成。その後も4つのバーディを積み重ねて通算13アンダーまでスコアを伸ばした。最終組では憧れのキョンテが、1打差で追いかけていて、バーディパットが決まればプレーオフという状況に「キョンテさんはパッティングが上手いので入れてくると思いました」とそのプレーをアテスト場から見ていた。キョンテのパットが外れ優勝が決まると「信じられないです。自分に運があったんですね」と小さな声で話した。

<賞金王キョンテはあと1歩及ばず>

石川、サンムンとの優勝争いを展開していたキョンテは、ハンがスコアを伸ばしていることに気づいていなかった。「15番で初めてボードを見て、ハンが自分よりも上位にいることを知りました」。同組でラウンドする石川は12番で失速し、サンムンも14番でボギーを叩いたため、11アンダーでサンムンとキョンテが並んで首位だと思っていた。追いかける立場となったキョンテだが、17番でチャンスにパットを外すと、最終18番はグリーン左のカラーから12mパットが決まればプレーオフという状況で、ボールはカップに対して真っ直ぐに転がったが、少しだけ大きく、カップの反対側で跳ねてバーディを奪えず単独2位に終わった。

<遼は12番で痛恨のトリプルボギーで3位タイ>

1番、2番をバーディでスタートした石川は、9番を終えて11アンダーの首位タイに浮上すると、10番でもピン手前3mを沈めて12アンダーの単独首位に浮上した。ところが、12番でティショットを大きく右に曲げ、2打目はグリーン手前の池に捕まる。このホールでトリプルボギーの「7」を叩き、優勝争いから脱落してしまった。「あの12番だけですね、それまでは良い緊張感でプレーができました。でも、12番で自分がトリプルボギーを打ったことで、その緊張を崩してしまった感じがあるので、申し訳ない」と、同じ最終組から優勝者が現れなかったことに対し、キョンテとサンムンを気遣っていた。

関連リンク

2011年 〜全英への道〜ミズノオープン



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