正確なショットを生むキム・キョンテの練習法とは!?
2011年 〜全英への道〜ミズノオープン
期間:06/23〜06/26 場所:JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)
キョンテ体調不良でショットの精彩を欠く
2011/06/26 17:14
国内男子ツアー「~全英への道~ミズノオープン」の最終日を通算10アンダーの首位タイでスタートしたキム・キョンテ(韓国)。スタートの1番はティショットをフェアウェイセンターに運び、ピンの右手前1.5mのバーディチャンスを迎えるがこれを決められなかった。
そして2番もティショットはフェアウェイセンターに。ところが、ボールの行方はフェアウェイの中にえぐられるようにできたグラスバンカーの中へ。ボールは草に覆われた一番深いところにあり、2打目は2m横にずれるだけ。3打目でようやく脱出したが、グリーンまでは200ヤード以上のラフの中。4打目でグリーン手前15ヤードのラフに運び、スコアを崩しそうになるが、ここからチップインパーでピンチを凌いだ。
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ところが中盤は、いつも正確なティショットが左サイドのラフに捕まることが多く、思うようにスコアを伸ばせず苦戦し、最終18番もバーディを奪えばプレーオフ進出という状況にボールは惜しくもカップに蹴られ、通算12アンダーの単独2位に終わった。
クラブハウスに戻ったキョンテは「昨晩から体調を崩した影響で、最初からショットがダメだった。その中では良いプレーができたと思う」と俯き加減で話だした。前日も疲れからラウンド後の練習をせずにコースを出たキョンテは、この日の朝もショットの練習は少なめで、パッティングとアプローチの練習を多めに行っていた。
「今週は、ミスショットのうち9割が左へのミスだったので、スイングのリズムをしっかりと修正していきたい。今回のコースは全英のコースに似ているし、イメージがとても近い。この瀬戸内海のコースで良い結果が出た選手は、全英でも活躍できると思います」。次週、日韓戦後には全英オープンに出場を予定しているが、その予行練習としてはかなりの手ごたえを感じている。【岡山県笠岡市/本橋英治】