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上田桃子とのプレーオフを制し、賞金ランクは2位に浮上!

「富士通レディース」2日目の猛チャージにより、首位に1打差に迫る通算6アンダーの3位タイとした横峯さくら。この日は最終組となり、1ストローク上を行く上田桃子李知姫との直接対決に挑んだ。特に、上田は賞金ランキング首位を走る相手。目標とする賞金女王を手にするためにも、一歩も引けない戦いとなる。

出だしの1番パー5を手堅くバーディとした横峯は、4番パー3でもバーディ。前半を2バーディ、ノーボギーとし、首位を走る上田に1ストロークのリードを許したまま後半を迎えた。後半に入ってさらに勢いが増した上田は、11番、14番とバーディを重ね、この時点で通算11アンダー。15番をボギーとした横峯とは、この日最大となる4打差に開いてしまった。しかし、「優勝はむりかな」との思いが頭をよぎったという直後の16番パー5で4メートル、17番パー3でも4メートルのバーディパットを沈めるなど猛追。上田に1打差に迫る通算9アンダーでホールアウトした。残すは最終18番、上田の1メートル弱のパーパットを残すのみ。これを沈めれば横峯の惜敗が決まったが、これを上田が痛恨のミスパット。土壇場で上田に並び、プレーオフへ突入した。

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今季の横峯のプレーオフ戦績は、「スタンレーレディス」での変則的なプレーオフを含むと、3度経験して全敗という相性の悪さ。本人も自覚していたであろうが、18番の繰り返しで行われたプレーオフの1ホール目は、互いにバーディを奪い分け。続く2ホール目でトラブルに見舞われた上田に対し、手堅くパーとした横峯が大逆転勝利を飾った。

「過去のプレーオフで負けた時は、今日ほど気持ちが入っていなかったのかも・・・。負けたらしょうがない、という感じで。今日は、賞金女王を狙いたいという気持ちもあったし、ギャラリーの声援に後押しされて、諦めずにできました」と笑顔で語った。また、この勝利により獲得賞金が1億円を突破。賞金ランキングでも1位の上田に約1,270万円に迫る2位に浮上した。「昨年は1億円を目標にしていたんですが、今年はあと6試合を残して達成できたことに、自分の成長を感じられて嬉しいです」と喜びをあらわにした。

次週は、優勝賞金が高額の「マスターズGCレディース」。賞金獲得レースを大きく左右する大会なだけに、横峯が持つここ一番での勝負強さを発揮して欲しいところだ。

2007年 富士通レディース



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