「ごほうびだから」桑木志帆は“部分的ビール断ち”で史上最多ポイント女王へ
◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権 事前(30日)◇宝塚ゴルフ倶楽部旧コース(兵庫)◇6185yd(パー70)
力みも気負いも感じさせない笑みを浮かべ、桑木志帆は「調子は悪くないです」と語った。9月初旬にすでに1ラウンドしたコースで最終調整を終了。前週「ミヤギテレビ杯」で今季日米4勝目を挙げて年間ポイントランキング(メルセデスランキング)1位を快走し、今週は2024年「ツアー選手権リコーカップ」に続く国内メジャー2冠がかかる。4年連続4度目の出場になるナショナルオープンは「格式がある。アマチュアの時は予選会も通れなかったし」と言うが、今や文句なしの優勝候補だ。
8月初旬のメジャー「AIG女子オープン(全英女子)」に優勝後、凱旋試合の「NEC軽井沢72」こそ42位に沈んだが、その後の5試合では優勝1回、2位1回、3位2回。「調子がピーク」だった全英後、2カ月近く経っても調子の落ちる気配がない。「それは感じます。ミスの幅が減ったというのもあるし、自信もあるのかな」と自分の“覚醒”を認識している。
もちろん、そのための努力?はしている。「ミヤギテレビ杯」で優勝後、帰りの空港で生ビールを1杯、移動先のホテルで生ビールをもう1杯と500ml缶のレモンサワーを1本飲んだ。ビールを口にしたのは、全英優勝以来だった。「レモンサワーは(アルコール度数)を5%に抑えました。翌日に残るとダメなので」と言い「ビールはごほうびだから」と優勝以外で口にしないと決めており、好きなアルコールも一線を引いてたしなんでいる。
2位の佐久間朱莉に733.13pt差をつけてトップを走る年間ポイントランクは現在2703.18pt。女王争いが賞金からポイントに一本化された2022年以降「ミヤギテレビ杯」終了時点では24年の竹田麗央の2642.05ptを上回る最多。残り9試合で、同年に竹田が女王戴冠時に記録したシーズン最多3744.30ptを更新する勢いだ。
年間女王戴冠を「早く決めたい気持ちはあります。今週、優勝したら(後続との)差が広がるし」。国内メジャーの優勝400pt獲得へ、色気を見せた。(兵庫県宝塚市/加藤裕一)