ニューヨーク州で行われている米国チャンピオンズツアー『ロングアイランドクラシック』の2日目。初日4アンダーをマークして4位につけていた日本の海老原清治が、3ストローク落とし1アンダー31位に後退してしまった。

1番、2番ホールで連続ボギーを叩いてしまい苦しいスタートになった。4番、9番でバーディを奪った海老原だが、後半も2つのボギーを叩き優勝争いから脱落してしまった。

＜＜　下に続く　＞＞

この日首位に踊り出たのは、2アンダー14位からスタートしたジム・ソープだった。2番ホールから3連続バーディを奪ったソープは、前半5バーディで折り返した。そして後半も11番から3連続で伸ばすと、その勢いで終盤の16、17番もバーディ。この日だけで10ストローク伸ばした。ソープ1人が、他の選手と違うコースを回っているような雰囲気だった。

2打差の2位には、ボブ・ギルダーが4ストローク伸ばし初日の2位をキープしている。初日と同じ6つのバーディを積み重ねたが、この日は1番、10番でボギーを叩いてしまった。ボギーは叩いたが安定したゴルフは健在で、最終日に逆転優勝を狙う。3位には4バーディ、ノーボギーと確実にスコアを伸ばしたデス・スミスが4位から1つ順位を上げている。この日のソープのようにビッグスコアが飛び出すことが多いチャンピオンズツアーだけに、最終日は誰が伸ばすか楽しみだ。海老原も1アンダーに後退してしまったが、明日10ストロークくらい伸ばすことができれば優勝のチャンスも出てくる。