タイガー独占インタビュー!「思い出の大会で優勝を意識している」
米国男子事前情報/ウィア、気合十分!相性良いカプルスはダークホース
今週は伝統的なレイアウトを誇る名コース、リビエラCCで「ニッサンオープン」が開催される。タイガー・ウッズは4位以内に入れば今週欠場のビジェイ・シンを抜いて世界ランキングトップの座に返り咲く。ディフェンディング・チャンピオンはマイク・ウィア。大会史上初の3連覇を狙う。一方、フレッド・カプルスはこの大会で2勝を含め、トップ10フィニッシュが11回と、相性が抜群。
マイク・ウィア
「これだけ素晴らしいチャンピオンが出ている大会とはいえ、3連覇は誰も成し遂げたことのない記録。達成できたらこんなに嬉しいことはない。歴史と伝統を誇り、偉大なチャンピオンが生まれた大会で誰も成し得なかったことに挑戦できるのは本望です。相性がいいのはこのコースが好きだから。ここではフェードとドローをうまく使い分けることが大切だし、落としどころを考えないとロースコアはマークできない。ウェアウェイの正しい落とし所に運ばないとピンをまともに狙えませんからね。私のゲームはこういった正確性が求められるコースに合っているんだと思う」
フレッド・カプルス
「今年のリビエラはかつてないほどいい仕上がり具合になっていて、素晴らしい出場選手にも恵まれてると思う。年々距離が伸びていますが、優れたコースであることに変わりはありません」
1ヶ月以上のオフを取っていたスチュアート・アップルビーも参戦する。アップルビーは開幕戦「メルセデス選手権」で優勝した後、オーストラリアに戻り夫人の初めての出産に立ち会った。
スチュアート・アップルビー
「メルセデス選手権の後、妻と一緒にオーストラリアに戻りました。娘が生まれてから既に1ヶ月経ったなんて信じられません。お陰様でオムツを替えるのも上手くなりましたし、ミルクを作るのも得意なんですよ。我ながらいい味だと感心しています(笑)。でも、まだ娘を上手く寝かしつけることはできない。父親としてはまだルーキーですけど、娘のしぐさを観察しながら何とかうまく寝かすことができるよう努力しています。とても楽しくて幸せいっぱいです」
タイガーにとっては3週間前の「ビュイックインビテーショナル」優勝以来の出場。キャディーで親友のスティーブ・ウィリアムズが無事復帰してきた。ウィリアムズはプロレーサーとしてレースに参加。大事故に遭い、危うく命を落としそうになったと言う。
スティーブ・ウィリアムズ
「私の車を含めてトップの3台が並んで走っていたんです。ところが、私の外側の車が私の車にぶつかり、私の車は2回転した後フェンスにぶつかりました。コックピットを押し潰したフェンスがもう少しで私の手を切断するところだったんです。生きているだけで幸運だと思いましたね。左手しか使えませんが何とかキャディーを頑張ります。55針縫い、手の皮を剥ぐ治療を受けました。でも、レースに痛みはつき物なので続けたいと思います」