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藤田寛之のオーガスタナショナルGCコース解説

ここがまた長いんですよ。４４０ヤードですが、軽い打ち上げになります。有名なのが左サイドのアイゼンハワー・ツリー（昔、アイゼンハワー元大統領がショットを度々この木に当ててしまうことに腹をたて、切り倒してほしいと頼んだが、クラブはこれを拒否した逸話がある）。この木はキャリーでは超えないので、右からドローを打つのが有効です。

多くのホールで言えることなのですが、オーガスタナショナルのマスターズ用のティグラウンドは、通常営業時のティから“ただ後ろに下げて”、距離を伸ばしているわけではないんです。ティショットのラインが狭くなる方に横にずらしてあるんですね。10番、１４番なんかも同じです。できるだけ打つコースを限定しているのです。

セカンドショットは風向きによって握るクラブや難易度が大きく変わります。グリーンは中央が高くて、お椀型。右上が少し高くなっていますね。ここは地元のキャディさんですら「分かりにくい」というラインがたくさんあると言っていました。