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藤田寛之のオーガスタナショナルGCコース解説

グリーン奥に色鮮やかな花が咲くパー３。距離的には140～150ヤードあまり。自分でも８番アイアンくらいが基本になります。

しかしまず風が読みにくい。冗談抜きで、同じ組の次の人が打つ時には風向きが違っているんです。ましてやグリーンの縦幅は一番広いところでも13ヤード。バンカーの上、狭いところでは９ヤードしかありません。どのピンに対しても左サイド。少しオーバーする程度でもいい。これが25ヤードから30ヤードあればそんなに難しくないんですけどね…。

前回出場した時は、同組でオナーのマイク・ウィアが打った時には、確かにアゲンストだったんです。彼は７番アイアンで打ちました。でも次のレティーフ・グーセンの時には風が止まり始めて、フォローのようになり、同じように７番で打ったら、奥の林に入ってしまって。最後に打つこっちは、分かんなくなるわけですよ。「どうしよう…」って。でも仮にフォローと読んで短いクラブを持ったにもかかわらず、それが間違いで手前のクリークに入ることだけは避けたい。それで、アゲンストと読んだまま打ったら、自分も奥の林へ。バンカーに転がり落ちてはきましたが・・・。とにかく、まずは自分の中で「この風が正しいんだ」と強く思って打たなければなりません。