2013マスターズの最新ゴルフニュースをお届け

藤田寛之のオーガスタナショナルGCコース解説

短いパー４で、自分が唯一第２打をショートアイアンで狙えるホールになります。前回出場した時は、ティショットは21度のユーティリティ、または５番ウッドで刻みました。左のバンカーまでは229ヤード。その手前に置いて、９、８番アイアンで勝負します。もちろん、275ヤードくらいのキャリーがあれば、ドライバーで打つ選手もいます。

ただ、短いクラブで打てるとはいえ、このセカンドショットが厄介。グリーンが左に向かって下っており、さらにグリーンの左手前がえぐれていて、ここに落とすと、まったくチャンスがなくなります。特に、半島のように突き出たグリーンの左奥にピンが切られた場合は大変。非常にコントロールが難しいアプローチが残ります。右奥に行ってしまったら、今度は砲台グリーンに打ち上げ、下っていくラインのアプローチが残ってしまいます。絶対にやりたくない。“行ったり来たり”を繰り返してしまう可能性もあります。

第１打を良いポジションに置けたら、左のピンに対しても、右の面から左にスピンをかけて戻していく。そういう打ち方が求められます。ただ、フェアウェイもちょっと左足上がりに作られており、引っかかりやすい。そういう、いくつもの要素が入り組んだ難しさがあります。