2023/06/01日本ツアー選手権

後半“オールパー”に胸を張る 中島啓太が「メジャーのマネジメント」でノーボギー

◇国内メジャー◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 初日(1日)◇宍戸ヒルズCC西コース(茨城)◇7430yd(パー71)◇曇り(観衆2215人) 充実感は、4バーディを重ねた前半9ホールを上回るかもしれない。中島啓太は9個のパーを並べた後半に「オールパーでしたけど、すごくいい内容だったと思う。メジャーをプレーするマネジメントというか、いかにパーを重ねていくかが大事」とうなずいた。 初日のフェアウェイキープ率35.71%(5/14)はフィールド91位ながら、パーオン率72.22%(13/18)は同8位の数字。プラン通りの戦い方だった。「このコースは、絶対に打っちゃいけないところを逃...
2021/10/13日本オープン

“日本代表”の自覚を胸に アマ中島啓太が挑むナショナルオープン

◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 事前(13日)◇琵琶湖CC(滋賀)◇6986yd(パー71) 史上5人目のアマチュア優勝を果たしたのは3週前「パナソニックオープン」(京都・城陽CC)。「周りの方にもたくさん連絡を頂いたけど、やることはたくさんあるので、まだ浮かれちゃいけない」という中島啓太(日体大3年)。その言葉通り、今週は「日本オープン」、次週は「ZOZOチャンピオンシップ」、その2週間後には「アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権」とビッグイベントが控えている。 優勝翌週に痛めた腰は「70%」という状態。「棄権した日はすごく痺れて、その週はずっと安静にしていたけど、翌週は大学や...
2022/04/17国内女子

“金言”を胸に「やり切るしかない」 植竹希望がツアー初V

◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 最終日(17日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6499yd(パー72) 1打差2位で出た植竹希望が4バーディ、3ボギーの「71」で回り、通算8アンダーでホールアウト。西村優菜、吉田優利、小倉彩愛との2時間6ホールのプレーオフを制して、念願のツアー初優勝を飾った。「1日が長かった。うれしいの一言。ずっと勝てなかったので」と笑みがこぼれた。 最終組で回った18ホールは「しんどいゴルフだった。(結果的に)優勝はできたんですけどボギーが多かったので、次の優勝争いではノーボギーであがれたら」と振り返る。 3000人を超えるギャラリーの視線を釘付けにしたプレーオ...
2022/08/25国内女子

平成の怪物からの“金言”を胸に 上田桃子が3位発進

◇国内女子◇ニトリレディスゴルフトーナメント 初日(25日)◇小樽CC (北海道)◇6655yd(パー72) 上田桃子がボギーなしの4バーディ「68」でプレー。4アンダー3位で初日を終えた。 「アプローチ、パターでしのいだホールが多かった。ドライバーがひどかったが、流れを崩さないようなラウンドを心がけていた。80ぐらい打った気分ですが、それぐらいショットが良くない中での68。逆にびっくり」と振り返った。 前半で1つ伸ばして折り返すと、13、14番では連続バーディを奪取。パーオン率72%(13/18)、フェアウェイキープ率は64%(9/14)とイマイチだったが、小技でボギーを防いだ。 開幕前日...
2019/12/09日本シリーズJTカップ

キャディとフィアンセが明かした連続賞金王・今平周吾の胸の内

◇国内男子◇日本シリーズJTカップ 最終日(8日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70) 覚悟を決めた一打を前にふたりは笑っていた。1打リードで迎えた最終18番(パー3)、強烈な下りの1mを残し、今平周吾は信頼する相棒に言った。「入るか、入んないかっすよね」。パーパットはカップの左に外れ、返しも決めきれずに今季3勝目を逃したが、柏木一了キャディは、若きボスの竹を割ったような性格を「らしいな、と思いました」と振り返った。 選手と同じように、決めきれなかったパットは「攻めた結果のミスなのでしょうがない」と述懐した。71ホール目まではプラン通り。「この試合はやっぱり最終日に...
2019/11/14国内男子

欧州再挑戦の情熱を胸に 宮里優作が首位タイ発進

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 初日(14日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262 yd(パー70) 宮里優作の情熱は消えない。昨年5月のぎっくり腰発症からスイングを崩した影響を引きずり、今季欧州ツアーのシード確保はならなかった。3月から8月にかけては10試合連続で予選を通れず「うまくいかないことばかりで、つらかった。(ティショットは)半分、イップスみたいな感じになって、なかなか思うように振れなくて。スイングも変えて、クラブも替えて、迷宮入りしてました」。努めて明るい口調で振り返るが、悔しさはにじむ。 来年2月のアジアンツアーのQスクール(タイ)挑戦を視野に入れる。欧州ツ...
2019/09/29国内女子

4年前の悪夢も払しょく 柏原明日架の胸に響いた言葉

◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 最終日(29日)◇利府GC (宮城)◇6505yd(パー72) 23歳の柏原明日架が待望のツアー初優勝を挙げた。首位と2打差の4位から「68」で回り、通算10アンダーで逆転した。 サングラスの下には涙が浮かんでいた。ウィニングパットを入れて、こぶしを何度も何度も握る。「弱い自分に勝てないと、今日やらないと、この先本当に勝てないと思った」。プロ6年目、プロ転向後通算150試合目の悲願。苦悩を知るギャラリーの心地よい歓声をあびた。 「自分が思っていたより、優勝まで時間がかかった。18番ホールでギャラリーの方に歓声をもらってボードの一番上に自分の名前...
2022/10/22米国女子

師匠ジャンボの助言を胸に 笹生優花13位で最終日へ

◇米国女子◇BMW女子選手権 3日目(22日)◇オークバレーCC(韓国)◇6726yd(パー72) 笹生優花がボギーなしの7バーディ「65」でプレー。通算8アンダー13位で最終日に臨む。「ショットも安定していて良かった。いいプレーできたのですごくうれしい。あしたもいつも通り楽しんでできたら」と振り返った。 インコースから午前8時20分に1番手でスタート。出だし10番でバーディを奪うなど3つ伸ばしてハーフターン。後半も8番で120ydから46度で10cmにつけてバーディを奪った。 米ツアーを主戦場とするが、韓国入りの前には師匠の“ジャンボ”こと男子プロ尾崎将司の練習場(千葉県)に足を運んだ。「い...
2022/11/13米国女子

「もっとやられるかと…」 古江彩佳が胸を張る“24分の21”

◇米国女子◇ペリカン女子選手権 2日目(12日)◇ペリカンGC (フロリダ州)◇6341yd(パー70) 初日1オーバー78位と出遅れた古江彩佳は、2日目も前半14番でボギーが先行した。セカンドのシャンクに始まり、ダフリ、バンカーからのトップと珍しくミスが連鎖。パー5で5オン1パットとスコアを落とし、見上げていたカットラインがさらに遠のいた。 「1オーバーですら(通過は)怪しいと思っていた。ヤバい、(このままじゃ)ダメだって」。入れ直した気合が空回りすることなくプラスに作用したのは、前日から巻き返しに向けた準備を進めていたから。2月以来となるフロリダのバミューダ芝を意識するあまり、クラブが上...
2012/07/09全米女子オープン

美香、手ごたえと課題を胸に7位タイで終了

首位に7打差、通算1アンダーの3位タイから「全米女子オープン」最終日のスタートを切った宮里美香は、前半からスコアを落とす苦しい展開を強いられ、2バーディ、2ボギー、2ダブルボギーの「76」。通算3オーバーの7位タイに後退して4日間を終えた。 今週の大舞台を前にして、メジャー第2戦「ウェグマンズLPGA選手権」を含む直近3試合でいずれもトップ3フィニッシュ。満を持して迎えた今週もトップ10圏内にとどまったが、「(自分のゴルフが)できた部分もあるし、できなかった部分もある」と納得の結果を掴むまでには至らなかった。 課題とするのは、「今週はほとんど決まっていなかった」というパッティング。「パット数で...
2024/06/13全米オープン

松山英樹が胸を張る「アドバンテージ」 キャリアで2周目のメジャーサイクル

◇メジャー第3戦◇全米オープン 事前(12日)◇パインハーストリゾート&CC パインハースト No.2(ノースカロライナ州)◇7548ヤード(パー70) 2014年、松山英樹は「ザ・メモリアルトーナメント」でPGAツアー初勝利を飾り、のちの輝かしいキャリアの扉を開けた。当時のその直後の試合がパインハーストで開催された「全米オープン」。メモリアルの最終日に1Wのシャフトが折れたため、急きょ新しいクラブを準備するなど、慌ただしくメジャーを迎えていた。 フェアウェイの両サイドに砂地がひろがるコースは、10年前の経験値で言えば目新しかった。せり上がった砲台グリーンに丁寧に対処しながら4日間プレーし...
2014/11/05国内男子

宮里優作 兄・聖志への恩義も胸にホスト大会へ

茨城県の美浦GCで6日(木)に開幕する「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦」に、PGMホールディングスとスポンサー契約を結ぶ宮里優作がホストプロとして参戦する。 4月の国内初戦「東建ホームメイトカップ」で早々に今季1勝目を挙げたが、以降は7回の予選落ちを重ねるなど停滞。ホスト大会を前にしても「調子は、本当のところあまり良くない」と、言葉も湿り気味だ。 その一因は「アライメントとスイングプレーンが崩れ、コントロールができていない」というショットの不調にある。対して好感触が続いているショートゲームに、いかに1打1打をつなげていくか。「ショットが良くなればスコアは作れる。先週...
2015/08/28国内男子

4位で決勝進出の深堀圭一郎 胸に響く夫人の言葉

激しいバーディ合戦に苦悩するベテランが割り込んだ。福岡県の芥屋ゴルフ倶楽部で行われている国内男子ツアー「RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント」2日目。「67」をマークした深堀圭一郎が通算9アンダーの4位タイで決勝ラウンドに進んだ。 「内容的には危なげないけれど、心はずっと危ない」。これが今季ようやく4度目の予選通過。5バーディ、ノーボギーのスコアカードも相次ぐピンチをしのいで作ったものだ。ティショットを林に打ち込んだ後半1番では、4Iでの大きなスライスボールでグリーン奥のカラーまで運び必死のパーセーブ。2日間すべてのパー5でバーディを奪取しているが「きのう、きょうと、パー5だけがいい...
2009/04/14国内男子

期待に胸踊る国内男子ツアーの開幕戦! 石川遼が出場!

国内男子ツアーの開幕戦「東建ホームメイトカップ」が4月16日(木)から4日間に渡り、三重県にある東建多度CC・名古屋で開催される。片山晋呉の賞金王奪還、谷原秀人、矢野東ら若手の躍進、石川遼の活躍など、ホットな話題に溢れた昨シーズン。その流れを継ぎ、今年も主役たちによる熾烈な賞金王争いが予想される2009年シーズンが幕を開ける。 昨年大会は、新選手会長に選任された宮本勝昌が通算8アンダーで逆転勝利。レギュラーツアーデビュー戦となった石川遼がいきなり最終日最終組を回るなど、1万5千人を越えるギャラリーが見守る注目の一戦を制した。 今年の開幕戦も、昨年の賞金ランキング上位を占めたトッププレーヤーたち...
2012/09/30有村智恵 夢を叶える力

有村は11位、反省を胸に米ツアー挑戦へ

神奈川県の横浜カントリークラブ 西コースで開催された、国内女子メジャーの今季第3戦「日本女子オープンゴルフ選手権競技」の最終日。15位タイからスタートした有村智恵は3バーディ、4ボギーの「73」と1つ落とし、通算7オーバーの11位タイでフィニッシュ。ショットは好調を感じながらも、「出だしから難しくないアプローチやパットをミスして、そこからのボギー。この4日間、そういうボギーが多かった」と、厳しい表情を崩さぬまま今週を総括した。 上を仰ぎ見れば、海外メジャータイトルホルダーのフォン・シャンシャンと朴仁妃の首位争い。「前半は風が無かったけど、吹き始めた後半もインビはボギーが無いし、上位にいる選手は...
2022/09/19米国女子

悔しさ胸に練習場へ 渋野日向子は「本当にくだらないゴルフをした」

◇米国女子◇アメージングクリー ポートランドクラシック 最終日(18日)◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6478yd(パー72) 同世代のアンドレア・リー(米国)が優勝カップを掲げる横で、パッティング練習に打ち込む。渋野日向子は「76」という締めくくりに悔しさをにじませた。 「本当にくだらないゴルフをした。この3日間が、なかったことになった感じです」。ここまでの3日間で手ごたえをつかんだはずのショットは、最終日になって崩れていった。1Wショットは悪くないが、セカンド以降でグリーンを捉えられない。 朝一番のティショットもしっかりフェアウェイを捉えたが、そこからのアイアンショッ...
2021/12/21国内女子

「ここで終わらせるなよ」 “敢闘賞”西郷真央は隠された師匠のエールを胸に

2020年―21年シーズンの「JLPGAアワード」が開催され、20歳の西郷真央が「敢闘賞」と「特別賞」を受賞した。優勝こそなかったものの、21回のトップ10入りなどが評価された。 「姉の成人式と同じ」という白地にピンクの花模様が入った着物に袖を通した西郷は「ルーキーシーズンで、素敵な舞台に立つことができて非常に光栄です」と初々しく、舞台に花を添えた。 それでも振り返れば悔しい思いをしたことの方が多かった。例年より4カ月近く遅れた2020年の開幕直後から優勝争いをしたが、中盤に背中を痛めて失速。その年末には“師匠”の尾崎将司から「ボロボロになっているやないか」とゲキを飛ばされた。 トレーニングや...
2019/09/28アマ・その他

ノートに刻んだ言葉を胸に 金谷拓実が松山英樹以来の連覇へ

◇アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 3日目(28日)◇シェシャンインターナショナルGC(中国)◇7041yd(パー72) 首位と7打差の12位から出た前年覇者の金谷拓実(東北福祉大3年)がその差を1打にまで詰め、あす最終日は最終組の1組前から2010年、11年大会を制した松山英樹以来、史上2人目の連覇を狙う。 後半パー5の14番と18番で「ショートアイアンの距離感が合わなかった」と反省する部分はあったが、「粘り強く出来たかな」と5バーディ、1ボギーの「68」でプレー。通算7アンダー5位に巻き返した。 7年ぶりの日本人優勝を飾った前年大会は、最終日を首位と2打差の3位からスタート。優勝後...